消費者の購買行動におけるメディアの利用動向 (株)UFJ総合研究所、インターネットコム(株)、(株)インフォプラントのインターネット・ユーザー300人に対する調査により、消費者の購買プロセスにお
ける各メディアの利用動向が明らかとなった。
回答者の属性としては、約9割が ADSL、CATV といった常時接続の回線を利 用しており、残り1割がモデム接続、通常のISDN接続といった非常時接続の回線 を利用している。 まず、消費者の購買行動における「認知」の段階、つまり、「(ある)商品を初めて 知る」メディアは何かという問いに対しては、やはり全体的には、「テレビ」、「雑 誌」といったいわゆるマスメディアを通して、という回答が多かった。商品群別の動 向としては、「家電・PC 等、耐久消費財」や「洗剤等の生活用品」に関しては、 「チラシ」などによる認知も多く、「趣味関連、雑貨・小物等」に関しては、3割程 度のユーザーが「インターネットによる検索」を挙げていた。 次に、「認知」した商品に対して興味を持った後、「その商品に関する詳細な情報 を集めるとき、どのようなメディアを利用するか」という問いに対しては、どの商品 群に関しても「インターネット、ウェブサイト」、「店員(店頭)」を通して、とい う回答が多くなっていた。ちなみに、「家電・PC 等、耐久消費財」、「趣味関連、 雑貨・小物 等」、「書籍・CD 等」に関しては、インターネットを通して情報を集めるといったユーザーが7割前後に達していた。 最後に「情報収集」した商品を購入する際の「場所」について聞いてみたところ、 最も多かったのは、やはり「店舗」で、全ての商品群で9割前後が「店舗」で商品を 購入すると回答していた。因みに、各商品群で「購入する場所」として「インター ネット」が挙げられていた割合をみると、「書籍・CD 等」39%、「趣味関連、雑貨・ 小物等」38%、「家電・PC 等、耐久消費財」33%といったところが多く、いずれも 3割を超える結果となっている。「インターネット」で買うという回答が最も少な かったのは、「洗剤等の生活用品で定期的に購入する商品」であり、「インターネッ ト」で買うというユーザーは12%程度であった。 また、生活の中でのインターネットの利用状況としては、「家にいるときはずっと つなぎ放し」が21%、「使いそうなときは数時間つなぎ放し」が43%と両方で比較的 「つなぎ放し」にしているユーザーは64%にものぼっており、「思いついたときにす ぐインターネットで」といったライフスタイルが浸透しつつあるように感じられる。 上記からも分かるように、購買頻度・嗜好性といった商品の特性、消費者の購買プ ロセスの各段階において、消費者が利用するメディアはそれぞれ違う。また、それら は消費者の年齢、性別、嗜好によっても異なる。 今回の回答者が当然インターネット・ユーザーであることを考慮しても、ADSL 等、常時接続回線の普及により、インターネットが消費者の購買行動、生活における 位置付けは大きくなっていると思われる。ただし、一方で「実際にモノを買う場所」 としては、店舗の役割も相変わらず大きい。 より効率的に自社の商品・サービスの訴求を行っていこうとするならば、こういった 消費者の購買行動の変化を的確に把握し、また新たなメディア・ツールの普及動向も 鑑みながら、適切なメディア・チャネルの活用・組合せを考える必要がある。 ◆参考記事:オンラインとオフライン店のポイント共用は必要か? Q:あなたは初めてある商品を知る(「そういう商品があったのだ」と知る、興味をもつ)のはどのようなメディアを通してですか? ![]() Q:あなたは、上記Q3で知った商品に興味を持ち、より詳しい情報を知りたいと思ったとき、どのようなメディアで情報を集めますか? ![]() Q:あなたは、上記で情報収集したあと,実際に商品を買う場所はどのようなところですか? ![]() Q:あなたの家庭でのインターネットの接続状況はどれに当てはまると思われますか? ![]() 関連記事 最新トップニュース
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