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デイリーリサーチ2003年3月28日 00:00

日本に「ビジネス向けIM」のビッグイヤーはやって来るか?

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インターネットコム株式会社株式会社インフォプラントが行った調査により、職場でのインスタントメッセンジャー(IM)の利用動向と、「企業向けIMソフト」へのニーズがわかった。

この調査は、職場でIMを利用するビジネスパーソン300人(男女半数ずつ)を対象に実施したもの。年齢分布は20代(34%)、30代(44%)、40代(18%)、50代(3%)、60代(1%)となっている。

まず初めに、現在、職場でのIM利用が認められているかどうかについて尋ねてみた。IM利用が「会社非公認で、ソフトや利用方法は利用者任せ」という回答が過半数を占める66%。一方で、会社全体あるいは部署単位で利用方法などを決めているという回答は27%だった。ちなみに「禁止されている」という回答も7%あった。

つぎに調査対象者の職場(会社全体)におけるIM利用者の割合を尋ねた。結果を見ると「ほとんど利用していない」「25%程度」を合計して62%と、企業においてはまだまだ活発に利用されているとは言いいがたい状況だ。

これについては、「若い人は利用しているが年配者は皆無に近い(営業/28歳)」「上司がコンピュータに疎いので導入できない(会社員/34歳)」といった“世代間デジタルデバイド”があることや、「IMは単なるおしゃべりというイメージが強い(会社員/47歳)」「職場全体の雰囲気としてIMには少し冷ややか(会社員/50歳)」など“私的利用のイメージが強い”ことが普及を妨げているようだ。

また、IMの利用目的については「メールや電話に代わる連絡手段」と考える傾向が強く、1対1のメッセージ交換以外の機能をまったく利用しないユーザーも約3割を占めた。ただし今後利用したい、あるいは利用機会が増えると思う機能(複数回答可)については「ファイル交換」31%、「複数人でのチャット」24%、「カレンダー・予定表・リマインダー」21%などが挙げられ、特に女性の利用意向が強く表れる結果となった。

参考記事にあるような、ビジネス利用に対応しセキュリティ強化やウィルス対策、また社内ユーザー管理機能を追加した「企業向けIM」ソフトについては、44%が「管理者にとっても利用者にとっても必要だと思う」と回答している。特にセキュリティ強化への関心は高く、「これまでセキュリティーの問題があり、使用が認められていなかった。セキュリティーを強化すれば企業でも導入しやすくなり、より普及すると思う(会社員/34歳)」などの意見が見られた。

米国では2003年が「企業向けIM」のビッグイヤー、とも言われているようだが、我が国ではしばらく個人利用が先導する状況が続きそう。くれぐれもIMのイメージを悪くしないよう、私的利用はほどほどに……。

参考記事: 2003年は企業向け IM のビッグイヤー:Yahoo! が予測
Yahoo! が企業向け IM をリリース
Microsoft、企業向け IM 市場に参入準備
調査協力:


Q:IMの利用は会社から認められていますか?

Q:あなたの職場内(会社全体)では、どのくらいの方がIMを利用していますか?最も近いと思うものをお選びください。

Q:IMを仕事上、どのような目的で利用していますか?

Q:職場において今後利用したい、あるいは利用する機会が増えそうなIMの機能をすべてお答えください。(「1対1のメッセージ交換」以外)

Q:参考記事のような、セキュリティ強化やウィルス対策、また社内ユーザー管理(社内用IDの割りあてなど)機能を追加した「企業向けIM」ソフトは、今後必要になると思いますか?


(2003/ 3/27 職場でインスタントメッセンジャーを利用する20〜60代のビジネスパーソン300人(男女半数ずつ))

※詳細データ(記事未掲載設問を含む)はこちらでダウンロードできます。 【有料】

◆次回予告:「電鉄系のIC付クレジットカードの利用ニーズに関する調査」

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