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2003年4月4日 00:00

広告媒体としての「個人ホームページ」、その将来性は?

インターネットコム株式会社株式会社インフォプラントが行った個人ホームページ運営者に対する調査によると、現在「クリック保証型広告プログラム」や「アフィリエイト型広告プログラム」を自分のホームページで利用しているユーザーは18%。知名度はあるものの、広告掲載自体に抵抗感のあるユーザーが多い実態が明らかとなった。

この調査は全国の、個人でホームページを運営するユーザー300人(男女半数ずつ)を対象に実施したもの。回答者の年齢層分布は「10代以下」11%、「20代」30%、「30代」39%、「40代」14%、「50代」5%、「60代」1%。またホームページの運営経験(期間)は「1年未満」46%、「1年以上2年未満」18%、「2年以上3年未満」16%、「3年以上」20%となっている。

まずクリック保証型広告プログラムおよびアフィリエイト型広告プログラムについて、ユーザーの利用度および認知度を調査した。利用度に関しては両方とも16%と同率だったが、認知度はクリック保証型が高く、アフィリエイト型を「知らない」というユーザーは34%を占めた。ただしこの数字は、2000年7月の調査(「知らない」61%、「名前だけは知っている」25%、「知っている」14%)と比較すると大幅に改善されている。

どちらか(あるいは両方)を利用するユーザーの利用動向を見ると、ユーザーの過半数がホームページ上で「3社以上」の広告プログラムを利用している。ただし広告からの月間平均収入は「500円以下」が60%を占める。大半のユーザーにとっては「ちょっとしたお小遣い稼ぎ。Web 接続費の足し程度(大学生/19歳)」のようだ。

一方、これらの広告プログラムについて「知っているが利用していない」ユーザーにその理由を尋ねてみたところ、多かったのは「広告を掲載したくない」といった意見だった。「重くなるから(主婦/36歳)」「HPを閲覧してくれる人にとって目障り(行政書士/39歳)」のほか、個人ホームページへの企業広告掲載そのものに違和感があるという意見も少なくない。

また広告プログラムの利用/非利用に係わらず、ユーザーからはデザイン面の問題を指摘する声が多かった。「ページの中で広告が目立ちすぎるので改善してもらいたい(主婦/38歳)」「閲覧の邪魔にならない上品なデザインを望む(自由業/36歳)」など、“派手すぎ・目立ちすぎデザイン”が溢れている現状への不満は強い。

最近の個人ホームページの傾向を見ると Weblog や 掲示板、Web 日記などのコンテンツ手法、またデザインへのこだわりなど、全体によりパーソナルな意見表出への志向が見て取れる。そうした傾向を踏まえ、広告の形態や広告に対する意識を変革する転換点が訪れているのではないだろうか。

個人ホームページを単なる“広告表示媒体”ととらえるのではなく、「クリック保証型やアフィリエイトだけでなく、ホームページの内容に賛同して援助するような広告プログラムがあるといい(会社員/38歳)」といった発想の転換を行うことから、新たな広告のあり方が見えてくるように思う。



参考記事: ユーザーはアフリエイトプログラムに好意的。参加希望約6割(2000年7月調査)
広告手法と好感度―「広告でサイトの印象が左右される」8割
調査協力:


Q:「クリック保証型広告プログラム」(読者がリンクをクリックするごとに広告料金が支払われる)をご存知ですか?

Q:「アフィリエイト広告プログラム」(読者がリンク先で商品を購入したり、会員登録すると広告料金が支払われる)をご存知ですか?

Q:(Q2.Q3のどちらかで「利用している」方へ)これらの広告からの収入は合計で月間どのくらいになりますか?平均の数字をお答えください。

Q:(Q2.Q3のどちらかで「知っているが利用していない」方へ)利用しない理由をお聞かせください


(2003/04/03 10代〜60代の個人でホームページを運営するユーザー300人)

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◆次回予告:「ラジオ連動型モバイルコマースの可能性」

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