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デイリーリサーチ2003年7月7日 00:00
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45%がツールバーの利用経験あり、今後のカギはメール着信通知機能

この記事のURLhttp://japan.internet.com/research/20030707/1.html
著者: (株)UFJ総合研究所 研究員 渡辺 貞城
国内internet.com発の記事
(株)UFJ総合研究所インターネットコム(株)(株)インフォプラントのインターネットユーザーを対象にした「ブラウザツールバーの利用実態に関する調査」によると、ブラウザのツールバー利用を利用したことのある人は45%であることが分かった。

調査対象である男女各年代(20代未満、20代、30代、40代、50代以上)各60人、計300人に Internet Explorer の画面上部のメニューバー部分に表示しウェブサイト検索などに使えるブラウザツールバー(Google ツールバーやエキサイトバー、Yahoo!コンパニオンなど)を利用したことがあるかどうかを聞いたところ、全体の33%が「現在利用している」と回答し、「過去利用したことがある」が15%、「知っているが使ったことが無い」が27%、「ツールバーがどういうものか知らないので使ったことが無い」が28%であった。

次にツールバー利用経験者にどのツールバーを利用している(していた)かを尋ねたところ、Google ツールバーの利用経験を持つユーザーは50%、次いで Excite ツールバーが35%、Yahoo!コンパニオンが27%で、以下 infoseek ツールバー、Lycos ツールバー、BIGLOBE ツールバーと続いた。
一方で、地図情報やショッピングサイトなど特定のコンテンツ・テーマに特化した ツールバーについてはほとんど利用されていない。
より古くから提供されているツールバーほど利用度が高いのは言うまでも無いが、そ れ以外にも「ブラウザに常駐」するというツールバーの性格上、利用頻度の高いサイ トが提供するツールバー程より利用されている結果となっている。逆にCDの検索や地 図情報などウェブサイト検索以外の機能に特化したツールバーは利用者にとって利用 頻度が低く、「常駐」というツールバーの特性からみて今後とも使用される可能性は あまり高くないと考えられる。

最後にツールバーのコンテンツに関して質問した。
ツールバー利用経験者にその利用目的を聞いたところ、91%の人がウェブサイトの検索を挙げ、ウェブサイト内の語句検索(ハイライト機能)の32%、辞書機能の26%が続いた。
一方、ツールバー未利用者にどのような機能があれば、ツールバーを利用したいかを尋ねたところ、最も多かったのが「メール着信お知らせ機能」と「辞書機能」でともに37%の未利用者が「あれば使ってみたい」と答えており、「ウェブサイトの検索」の32%を上回る結果となっている。

今回の調査から、ツールバー未利用者へのツールバーの浸透のカギは、サイト検索機能よりも辞書機能とメール確認機能にあるといえる。
辞書機能は「四六時中」必要な機能ではないが、それでも「手に届く場所」にあればそれなりに便利な機能である。しかしながら辞書機能は出版社との提携によってサービス提供が可能な機能であり、「付加価値」にはなっても他のツールバーとの「差別化」にはなり得ない。「ツールバーに備わっていて当然の機能」と捉えるべきであろう。
一方でメール着信お知らせ機能は、これまで一部のポータルサイトが無料メールに対して提供してきたが、無料メールはメールマガジンやDMなど比較的重要度の低いメールの受信に使われることが多く、これまでの利用度はそれほど高くないと考えられる。
しかし現在ツールバーの提供を開始しつつある ISP(インターネット接続事業者)の強みは、自社の契約顧客に対して「ISP アカウント」の電子メールの着信を通知できる点にある。プロバイダー契約の電子メールアカウントは無料メールアカウントに比べて重要度の高いメールを受信することが多く、ユーザーにとってもメール着信を通知してくれる機能は付加価値が高いサービスであると考えられる。加えて、ISP 顧客へのメール着信通知は当該ISPのみが提供可能なサービスで、ISP にとっては検索サイトのツールバーとの差別化を図ることが可能となる。

ツールバーは「常駐」という特性から、第2の「ホームページ」とも言える機能である。これまで各サイトはユーザーがブラウザを起動したときに最初に表示される「ホームページ」に自社サイトを登録してもらえるよう鎬(しのぎ)を削ってきたがISPのサイトは「検索ポータルサイトに比べて一般的にコンテンツ力が弱く、分が悪かった。しかしツールバーの「電子メール着信お知らせ機能」という ISP にとっての強みを活かすことで、顧客へのサービス向上とともに ISP ポータルサイトへの顧客誘導に繋げることが可能となるのではないであろうか。(調査協力:株式会社インフォプラント

参考記事: ニフティ、旬の検索キーワードなどがわかるツールバーを発表
調査協力:


Q:Internet Explorer のメニューバーから直接検索などが行える「ブラウザツールバー」が各サイトから配付されていますが、あなたはツールバーを利用したことがありますか?

Q:(ツールバー未利用者向け質問:グラフ青)以下のような機能がブラウザツールバーにある場合、どの機能があればブラウザツールバーを利用してみたいと思われますか?
Q:(ツールバー利用者/利用経験者向け質問:グラフ赤)ブラウザツールバーを利用する(していた)目的は何ですか?



(2003/7/5 インターネットユーザー男女×(19歳以下,20代,30代,40代,50代以上)各30サンプル 計300人)

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