ユーザーの6割以上は「迷惑だ」、混迷を極める次世代 DVD の規格対立次世代 DVD 規格の主流争いはまさに混迷を極めている。Paramount Home Entertainment のような映像ソフトメーカーですら支持を決めかねているくらいだから、一般ユーザーも依然としてどちらか一方を選べない状況だ。
インターネットコム株式会社と株式会社インフォプラントが行った、次世代 DVD 規格に関する調査によると、64.3%のユーザーが次世代 DVD 規格の対立について「迷惑だ」と思っており、「歓迎する」という声はわずかに14.0%だった。 調査対象は、DVD レコーダーを使用している20代から50代のインターネットユーザー300人。 年齢層は20代22.7%、30代48.7%、40代19.7%、50代9.0%。男女別構成比は男性44.0%、女性56.6%。 ソニー、松下主導の「Blu-ray Disc」陣営は Disney や Apple などが支持しており、東芝主導の「HD DVD」陣営には Microsoft や Intel がついているが、これら両規格について長所・短所などを理解している人は少ない。「よく理解している」と回答した人は5.3%、「少し理解している」(19.3%)を合わせても合計24.6%だった。一方、「まったく理解していない」(37.0%)と「あまり理解していない」(38.3%)は合計で75%を占める。 次世代 DVD 規格の今後については、11.0%が「Blu-ray Disc が残る」と回答、対して「HD DVD が残る」というユーザーは8.0%だった。また、「両規格とも残る」は14.3%、「両規格が統合する」は11.3%。Blu-ray Disc がわずかに優勢だが、もっとも多かったのはやはり「わからない」という54.0%だ。 Blu-ray Disc が残るという理由(複数回答)は、「支持する企業が魅力的」(25人)、「映画などのコンテンツが豊富そう」(12人)、「性能が良さそう」(11人)などが挙げられた。また、その他の意見ではソニーの影響力の高さなどが挙げられ、特に「プレステ3に搭載されることで一歩リード」というように同社の次期ゲーム機に搭載されることを評価する意見が多く見られた。 一方、HD DVD が残るという理由(複数回答)は、「支持する企業が魅力的」(16人)、「映画などのコンテンツが豊富そう」、「対応するハードが魅力的」(それぞれ7人)などが多い。具体的な回答は「ソニーはビデオの時も負けたから」、「ソニーはビデオテープの二の舞になりそう」など、こちらでも対立陣営であるソニーに言及する声が大きい。他にも「マイクロソフトなどの大手が支持をしているから」、「現状の資産が利用でき、コストが安いから」という意見がある。 では、一般ユーザーは何を基準に次世代 DVD を選ぶのだろうか(複数回答)。一番多かった回答は「対応するソフトのラインアップ」で141人、以下、「DVD 規格の機能」(126人)、「対応するハードのラインアップ」(109人)、「主導する企業群」(80人)など。やはり映画などのソフトの充実が大きな要素となるようだ。 ところで、企業間が熾烈な争いをしている中、64.3%のユーザーがこのような規格対立について「迷惑だ」と思っており、「歓迎する」という声はわずかに14.0%だ。肝心のユーザーが置き去りにされているのが現状である。ちなみに、「決着がつくまで商品を購入しない」と考えているユーザーは約4割に達している。 (調査協力:株式会社インフォプラント)
調査協力:株式会社インフォプラント
Q:次世代DVD規格の争いの行方はどうなると思いますか。 ![]() Q:次世代DVDは何を基準に選びますか。 ![]() Q:このような規格対立についてどう思いますか。 ![]() (2005/10/13 DVD レコーダーを使用している20代から50代のインターネットユーザー300人)
関連記事 最新トップニュース
|
|