Office 製品、アップグレードしないのは互換性が理由?
インターネットコム株式会社と JR 東海エクスプレスリサーチが行った「オフィスソフト」に関する調査によると、勤務先で最も利用されているのは「Microsoft Office」、特に「Office System 2003 Edition」の導入率が高かった。最新版にアップデートする予定があるかとの問いには、約4割が「ない」と回答した。
調査対象は、社内外のソフトウェア開発やシステム開発・管理業務に携わる IT エンジニアの男女330人。男女比は男性96.4%、女性3.6%。年齢別では、20代1.2%、30代26.7%、40代59.1%、50代12.7%、60代0.3%。地域別では、北海道0.0%、東北0.3%、関東16.7%、甲信越0.0%、東海48.2%、北陸0.0%、近畿33.3%、中国1.2%、四国0.0%、九州沖縄0.3%。 全体330人のうち、勤務先で Microsoft Office などの統合オフィスソフトを利用していると回答した328人から有効回答を得た。 まず、勤務先で主に利用している統合オフィスソフトの種類を尋ねたところ、「Microsoft Office」が97.9%(321人)と圧倒的多数を占めた。そのほか、「StarOffice」1.2%(4人)、「JUST Suite(ジャストシステム)」0.6%(2人)との回答もわずかながら見られた。 それでは、Microsoft のどのバージョンが最も利用されているのだろうか。その結果、一番多かったのは「Office System 2003 Editions(Word 2003ほか)」40.5%(130人)、次いで、「Office 2000(Word 2000ほか)」27.4%(88人)、「Office XP(Word 2002ほか)」26.5%(85人)と続いた。今年初めに発売された「Office System 2007 Editions(Word 2007ほか)」を導入しているところは4.7%(15人)にとどまった。 参考までに、Microsoft Office の最新バージョンが登場した場合、アップデートする予定があるかどうか尋ねてみた。その結果、「ない」が43.6%(140人)と4割以上を占めた。それに続いたのが「わからない」で31.8%(102人)、「ある」16.5%(53人)だった。 回答者からの自由記入欄では、Microsoft Office に対する否定的な意見が目立った。価格が高いことに加え、バージョンアップにおける互換性を問題として挙げる声が多かった。 具体的には「バージョンが上がると互換性がなくなるのは困る。バージョンアップをしていかないともうからないのがパソコンソフトやオープン系システムソフトなのかもしれないが…」という趣旨の意見が寄せられた。 また、別の回答者は「お客様が使っているものに合わせる必要がある。自社だけでは決定できない。少なくとも、作成途中は他の物で行っても、最後は MS になる」とコメントしていた。結局は、市場シェアが高い Microsoft Office を使わざるを得ないということのようだ。 OpenOffice などオープン系のオフィスソフトに期待を寄せる声も複数聞かれたが、オープン系のオフィスソフトが普及するための鍵となるであろう Microsoft Office との相互運用性はまだ実現していない。 統合オフィスソフト市場における Microsoft の寡占状態は、これから変わるのだろうか。 (調査協力:JR 東海エクスプレスリサーチ)
調査協力:JR 東海エクスプレスリサーチ
Q:あなたは勤務先で Microsoft Office などの統合オフィスソフトを利用していますか。 ![]() Q:【「はい」と回答された方】勤務先で主に利用している統合オフィスソフトをお答えください。 ![]() Q:【「Microsoft Office」と回答された方】あなたが使っている Microsoft Office のバージョンをお答えください。 ![]() (2007年8月18日 社内外のソフトウェア開発やシステム開発・管理業務に携わる IT エンジニアの男女330人。)
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