株式会社ガイアックス [投資家の目]
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著者:奥島 香子
国内internet.com発の記事
ガイアックス株式会社
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今回のガイアックス社に関して考察してみます。
まず、経営者の上田さんですが、第一印象は非常におとなしい方といった感じでした。しかし、
話が進につれ、彼のビジネスに対しての見方、そしてその戦略性が見えてきました。彼の自らを
宗教家であると語っていた理由が分かります。インターネット・エバンジェリストの一人でしょ
う。この語り口で従業員、顧客、パートナー、(投資家も?)をつかんでいったと想像されます
。
特にインターネットは今後、単に物を買ったり、情報を収集するだけの場ではなく、多くの人
がコミュニティを形成していく場であり、その中で、窓口としての個人ホームページのあり方に
関する意見は注目できました。
ただ、ビジネス内容に関してですが、いくつか気になる点がありました。
まずは、彼自身の言葉を借りると、「コミュニティを作る場合、一般にシステム会社は、スペ
ックとおりにシステムを構築するのが仕事であると思っている。しかし、依頼者はコミュニティ
ー機能を充実させることが期待であり、システム会社の意向と顧客の期待値は一致しない。」で
ありました。まさに、世論で理路整然としていると思います。しかし、彼らのビジネスモデルを
考えると広告収入が主となります。広告収入と顧客のコミュニティー期待値が必ずしも一致する
とは思えません。
次は、キャッシュフローです。一般的に成長産業における設備コストと同様の問題ですが、顧
客が増えれば増えるほど、初期の原価での構築コストがキャッシュを圧迫する可能性があります
。収入は広告収入でそれもアフィリエイトな収入を想定しているため、その収入が入るまでの時
間的なラグにより、キャッシュ・アウトと、キャッシュ・インのアンバランスが続きそうです。
特にインタ−ネットのような、急激に拡大している市場の場合、キャッシュ・フロー的に厳しい
時期が現れるでしょう。ただし、詳細なキャッシュフローの予測等を含めたビジネスプランは見
ていないため、一概には言えませんが、厳しい面があることだけは分かります。
最後に競合に対する戦略です。彼の意見では、競合と言う発想はなく、どの競合とも手を組む
準備があると言っていました。もちろん、孫子の兵法にも、「戦わずして勝つ」が最も優れた戦
略であるとあります。ただし、現在の自社のポジションを競合に照らし合わせ明確にし、その上
で手を組むと言った戦略が出てくるものだと思います。
このようにいくつかの疑問点はありますが、投資判断の上で一番重要である経営者はしっかり
とした視点を持っているため、上記の疑問点にも明確な回答を持っているのかもしれません。ま
た、問題点が発生しても何らかの対処方法を考えていくのかもしれません。
投資家としては、さらに詳細なビジネスプランを確認させていただき、検討していくべきだと思
います。
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レーのベンチャー企業を中心にコンサルティング活動を行っております。今後は日本のIT関連
のベンチャー企業にもそのサービスを拡大して、日本とアメリカのベンチャー企業の、出資、情
報交換、提携等の橋渡しをして行きたいと考えています。日本のベンチャー企業への出資やコン
サルティングのみならず、アメリカの提携先企業をお探しの方もご相談ください。
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Japan.internet.com編集部
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ガイアックスと言うとGalaのSimCommunityの裏方をやっていたという記憶がまだ鮮
明で、インターネットのコミュニティ関連で営業を受けたことのない会社は居ないと言うぐらい
に積極的に営業をおこなった会社という印象が強い。
ホームページを誰でも簡単にテンプレートで作れるコミュニティをOEMで各社のサ
イトに営業すると言う発想は評価に値するし面白いと思う。
だが、コミュニティというものはOEMされたサイトの権利を含めるものになった場
合には、外部の会社になかなか任せることができないというのも事実である。
その点ではビジネスモデルの観点で判断すればまだあと一歩のところにあるのでは
ないかと思う。
そこで、今後としては如何にテイラーメイドにコミュニティを供給できるかとい
う点に、事業の展望がかかってくると思われるので、現状のシステムに固執せずに幾つかの部品
に分けて提供する他、受託開発でバナーのみでないレベニューシェアリング型に移行するなど自
由な展開できるシステムにもっていけば、ビジネス的にも発展できるであろう。
出資者にガーラが居るので、どれだけ自由な展開ができるのかが気になるが、コ
ミュニティの原点であるべき”楽しさ”に重きを置いて展開して行ってくれれば、上田社長やこ
の会社としての良さが出てくると思われるので期待したい。
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