Quova、商用 IP スペースを地図にするユーザーがどこから来ているかを知ることで、企業は広告キャンペーンの焦点を絞ることができる。
42億もの住所を覚えておくなんてできるだろうか?これは、レッドウッドシティに本社を置く Quova がやろうとしていることだ。同社の GeoPoint「geolocation」サービス は、誰かがウェブサイトに来たときに、そのサーファーがどこにいるかを瞬時に教えてくれる。どこにいるかの判断 は、商用の IP アドレス空間全ての地理情報に基づいて行われる。 それがウェブサイトにとって、どういう風に役立つのだろうか。 Quova の事業開発ディレクター、Mitchell Golden 氏は「ユーザーがどこにいるのか判る、ということは、ユーザーが ウェブページにアクセスした瞬間に、ユーザーの地理的な位置に関連する広告や、コンテンツを表示できるということ だ」と語る。 「瞬時に」というのは正確ではなく、実際には20ミリ秒かかる。クライアントサイトは、Quova のデータセンター経由 で接続する。同センターは、ユーザーがクライアントのサイトにアクセスするときに、ユーザーのローカルサーバーを さがすため、比較的単純ではあるが膨大なデータから決定された API を吐き出す。すると、ユーザーの大まかな所在地 が、クライアントのシステムに通知される、という仕組みになっている。 Golden 氏は「ユーザーがどこから来ているかが判れば、ターゲットを絞った広告キャンペーンを行うことができる。そ して、彼らのユーザーがどこにたくさんいるのかということもわかるようになる」と語る。 所在地情報はダイナミック IP アドレスだけから割り出されるので、Quova が提供できるのは、ユーザーがほぼどの辺 りにいるかという情報だけだ。しかし、Forrester Research の調査によれば、従来の広告の60%が、地域単位でター ゲッティングを行っているということなので、この情報でも十分かも知れない。 Golden 氏によると、Quova は広告ネットワークから大手コンテンツサイトまで、あらゆるサイトにサービスを売り込 んでいる。GeoPoint は年内にも商業サービスとして提供される予定だ。 Golden 氏は「私たちはさらに、例えば回線速度など、もっと多くの情報を得られる将来のアプリケーションも開発中 だ。そうすれば、コンテンツが 28.8Kbps のモデムでアクセスされているのか、ケーブルでアクセスされているのかが 簡単にわかる。それを元に、どこの回線のバンド幅を増強すべきかや、どこにサーバーを増やすべきかが、正確にわか るだろう」と語った。 関連記事 最新トップニュース
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