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PowerDNS に乗り換えるか、BIND を使い続けるかDNS すなわちドメインネームサーバーとは、ドメイン名という文字列を、コンピュータが理解できるように IP アドレ
スへ変換するサーバーのことだ。この DNS 分野に、
PowerDNS が開発した『PowerDNS Express』という新顔が登場した。
DNS といえばやはり BIND が有名で、インターネットに繋がったほとんどのサーバーで稼動しており、デファクトスタ ンダードとみなされていた。しかし、今年に入ってからだけでも多くのセキュリティホールが見つかっていて、DoS (サ ービス不能化) 攻撃の踏み台としてクラッカーが利用し得ることから、こうした評価もぐらついてきた。 そのような折り、PowerDNS (オランダ) はこの問題を解決するべく、Web を使ったユーザーインターフェースで容易な 操作を実現した、より頑強な DNS の『PowerDNS Express』を開発した。 同社は『PowerDNS Express』を、「既存の技術上の問題を引きずらないように一から設計し、インターネット上の既存 のシステムのうち、9割が影響を受け得る類いの攻撃を回避することができる」ソフトウェアだと説明する。 PowerDNS Express を導入すれば、その分かりやすいユーザーインターフェースのおかげで、技術的な知識の有無に関 わらず、ドメイン名とメールサービスの管理が行えるようになる。またメールサーバーやホスト情報やホストのエイリ アス名といった、しち面倒くさい設定も、Web を使って簡単に設定できる。 だからといって、BIND に落第のレッテルを貼るのは、いささか不公平というものだろう。BIND が抱える本当の問題 は、その稼動数の多さにあるといえるかもしれない。BIND は、インターネット上の何百万台というコンピュータで稼動 しており、これらを管理する者全員に、セキュリティ対策を徹底させるのは、ほとんど無理な話ということだ。 無論 BIND はきちんと動作するし、最新版では既知のセキュリティホールはふさがっている。しかし BIND を導入して いるサイトの管理者全てが、最新版に差し替えたわけではないという問題は、依然として残っているわけで、BIND が今 以上の攻撃に対する咎を一身に集め、その座を『PowerDNS Express』のような競合ソフトに明け渡すということもあり 得る。 関連テーマ
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