グラフィックスに新しい命をWWW 関連技術の標準化を進める団体 World Wide Web Consortium (W3C) は5日、標準プロトコルについて最新の勧告を発表した。この勧告によって、リッチグラフィックス配信に関わりのあるすべての業界――広告をはじめ、Eコマース、プロセスコントロール、マッピング、金融サービス、教育に至るまで――に利益がもたらされるだろうと W3C は述べている。
新たに W3C 勧告となった『Scalable Vector Graphics (SVG) 1.0』は、高級カタログや雑誌にひけをとらないグラフィックスを Web ページに盛り込むことができる言語。デバイスの種類、スクリーンサイズ、プリンタの解像度の違いに関係なく利用できる。今回の勧告は、W3C の Document Object Model (DOM) 仕様にのっとった XML ベースの言語に関して、業界横断的な同意が得られたことを示す。XML ベースの言語はグラフィックスも色もデバイスに依存しないため、スクリーンで見たときと印刷したときで変わらない画像を得ることができる。 W3C ディレクターであり、World Wide Web の生みの親でもある Tim Berners-Lee 氏は次のように述べている。「SVG によって、Web のグラフィックスはこれまでのような単なるお飾りから、真の意味でのグラフィックス情報へと確実にその役割を変えるだろう。SVG は、Web にリッチで再利用可能なビジュアルコンテンツをもたらすキーテクノロジーだ。デザイナーはこれでやっと、理想的なオープン標準の画像フォーマットを持つことになる。SVG を使えば、Web の添え物的なビジュアルではなく、検索や再利用も可能な Web コンテンツとしての役割を果たすプロフェッショナルなグラフィックスを実現できるのだ」 SVG により、デザイナーはこれまで XML――ドキュメントやデータ交換のための統一フォーマット――で記述された文書やビジネスデータを扱ってきたのと同じように、グラフィックスも扱えるようになる。SVG 1.0 を使えば、ロゴや図表のようなグラフィックスに含まれている文字情報を検索し、インデックスをつけ、様々な言語で表示することができるのだ。 関連記事 最新トップニュース
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