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2001年11月7日 00:00

オブジェクト指向技術のコミュニティ、開設

2001年11月7日、 NTT コムウェア株式会社日本ラショナルソフトウェア株式会社株式会社コンポーネントスクエアの3社は、 ソフトウェア技術者を対象にしたコミュニティをインターネット上に開設する、と発表した。

対象となる技術者は、 オブジェクト指向技術やコンポーネントベースのソフトウェア開発手法に関心のある人々で、 コミュニティ名は「OOT(Object Oriented Technology:オブジェクト指向技術)コミュニティ」。 設立準備室を共同で設置、2002年1月を目処にコミュニティサイトをオープンする。

オブジェクト指向技術とは、 データの処理や操作を手続きの流れではなくオブジェクト同士の関係として捉える技術。 また、コンポーネントベースのソフトウェア開発手法とは、 標準仕様の再利用できるソフトウェア コンポーネントを組み合わせ、 アプリケーションを開発する手法。

IT 化が急速に進む状況でユーザニーズをシステムとして迅速に実現するには、 ソフトウェア開発期間の短縮や開発コストの削減と同時に、 高品質で柔軟性・拡張性の高いソフトウェアを開発する必要がある。 その解決策として、 オブジェクト指向技術に基づいた開発プロセスを導入し、 その成果物であるコンポーネントを再利用することが挙げられる。

「OOT コミュニティ」では、 オブジェクト指向技術と開発手法、 開発工程の上流から下流までを網羅する各種開発ツールの統合された開発環境、 ソフトウェア・コンポーネント流通に関するノウハウなどの情報を提供し、 コミュニティのメンバー間でのコンポーネント流通を図り、 技術者個人のスキルアップとソフトウェア開発業界全体の生産性向上を目指す。

コミュニティの開設と運営にあたり、 NTT コムウェアが米国 Rational Software と共同で構築を予定しているソフトウェア開発環境を提供、 最新のオブジェクト指向技術に基づいた開発プロセスの導入を支援する。 また、日本ラショナルソフトウェアは、 米国 Rational Software が推進するオブジェクト指向技術、 ソフトウェア開発手法に関する最新情報を日本語で紹介する。 さらに、コンポーネントスクエアは、 オブジェクト指向技術に基づいて開発されたコンポーネントの再利用に関するノウハウや事例を紹介していく。

サイトの運営にあたっては、 株式会社アットマーク・アイティがサポートする予定。

コミュニティで提供される Rational のツール、 NTT コムウェアの開発環境はあくまでひとつのツール、 ひとつの開発環境という意味合いで、コミュニティに押し付けられたものではないそうである。

コンポーネントスクエアは、 オブジェクト指向技術や Java、 コンポーネントベースのソフトウェア開発に関わる13社の出資を得て、 2001年1月に設立された。 出資企業は、住商エレクトロニクス、日立ソフトウェアエンジニアリング、 日本総研、アグレックス、NEC ソフト、テクマトリックス、デュオシステムズ、 日本 IBM、NEC、野村総研、BEA Systems、日立ビジネスソリューションズ、豆蔵。

挨拶に立ったコンポーネントスクエアの田村社長は、 コミュニティの育成を通じ、 日本のソフトウェア業界が国際的な競争力を培うことができるようにしたいと述べた。 また、Java 言語の教育が進んでいる米国の大学に比べ、 遅れた日本の大学の IT ソフトウェア教育環境に危機感を抱いているとし、 コミュニティの活性化で技術教育にも貢献したいと語った。

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