「802.11」の新仕様は運がない?『802.11』の次世代標準仕様について検討していた、米国電気電子技術者協会 (IEEE) のタスクグループは、数日のうちに難しい選択をしなければならない。
タスクグループ「G」は何カ月もの間、802.11の無線 LAN (WLAN) ハードウェアが「有線」イーサネットに近い速度でデータ伝送できる変調方式について、合意を得ようと努めてきた。しかし、14日午前に行なわれた最新投票において、Intersil (カリフォルニア州アービン) が提案する方式 (過去記事) の合意にまたも失敗した。今や、IEEE メンバー全体に対して、これまでタスクグループが何か月もかけた作業をすべて破棄することを考慮せよとの動議さえ出ている。 今回 G グループが投票を行なったのは、Intersil が提案している OFDM (直交周波数分割多重) 変調方式に基づく新仕様を制定することへの賛否。この変調方式は、他の方式に比べて貴重な電磁波帯域の使い方が少ないとして、連邦通信委員会 (FCC) に支持されているものだ。投票の結果は55対45で賛成票が多かったのだが、IEEE の内規では、提案が500人からなるワーキンググループによる検討に回されるには、75%以上の賛成が必要と定められている。 今週の会議が散会すると、IEEE は来年1月まで会議の予定がない。しかし、802.11の他の仕様は、間もなく商用利用が開始されると予想されている。いくつかのメーカーはすでに、来年第1四半期の出荷開始すると発表ずみだ。また、Cisco Systems や Intel といった企業も、今週ラスベガスで開催中の『Comdex』展示会で WLAN 製品について噂を流している。このままでは、損をするのは最も肝心なエンドユーザーということになりかねないようだ。 関連記事 最新トップニュース
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