草案発表から4年、W3C が『P3P』を勧告1998年に『Platform for Privacy Preferences』(P3P) の最初の公開草案『P3P 1.0』を発表していた World Wide Web Consortium (W3C) は、ようやく P3P を正式勧告とするに至った。
勧告は、Web サイトのプライバシーポシリー表示用に XML ベースの言語を採用することが、業界横断的に合意されたことを受けての動きだ。 W3C の公式勧告と宣言されたことは、P3P が確固とした文書となり、Web の相互運用性に貢献することを意味する。そして、P3P の内容は W3C 加盟企業よって詳細に検討を受け、それら企業がその広範な普及を支持していると、W3C は述べている。 ご存知のとおり、P3P はすでに各方面で広く採用されつつある。今月も、AT&T と IBM が、P3P 規格を普及を促進する新しいツールを発表したばかりだ。 AT&T Research Labs のデベロッパで W3C の P3P 規格ワーキンググループ代表を務める Lorrie Cranor 氏によると、現在トップ10 Web サイトのうち6つ、およびトップ100 Web サイトの約30%が、P3P 規格に対応したプライバシー技術を採用しているという。 P3P は同ワーキンググループが設計したもの。同グループの構成メンバーは、プライバシー擁護団体、先端的 Web 技術企業、データ保護監督官庁、世界的 Eコマース企業などだ。 「個々の Web サイトがプライバシーポシリーを提供することはいいことだ。しかし、各 Web サイトのプライバシーポリシーを理解できればもっと良い」と、W3C のディレクター Tim Berners-Lee 氏は言う。「P3P は、Web におけるプライバシーとセキュリティという2つの大きな問題を解決する要として機能する」 P3P は、もっとも基本的なレベルでは、Web サイトのプライバシーポリシーに関する全ての重要点を網羅した、多項式選択型の質問をセットにしたもの。これら質問への回答が、そのサイトのプライバシーポリシーに関するすべての情報をコンピューターで読み取れる形になる。 P3P 対応 Web サイトは、この情報を P3P 対応のブラウザーで「読める」フォーマットに変換し、消費者が行なった開示個人情報設定と比較できるようにする。消費者は、これをもとに、そのサイトでのやり取りを続けるかどうか決定 (インフォームドデシジョン) できる。 関連記事 最新トップニュース
|
|