EMC、固定コンテンツ用ストレージ市場に参入新たな商機を追い続けるデータストレージ大手の EMC (NYSE:EMC) は29日、固定コンテンツの保存用の新たなソリューションを発表した。固定コンテンツとは、デジタルX線写真やデジタル書籍など、変動のない固定的な画像や文書のこと。こうしたコンテンツは、オンライン上で変更できず、オンライン型ストレージは高価になりすぎると思われていたものだ。
EMC (マサチューセッツ州ホプキントン) が同日、ニューヨークで開いた会見で大々的に発表したのは、『Centera』。ハードウェアとソフトウェア インフラストラクチャを組み合わせたソリューションだ。来年には30億ドル、2005年には100億ドルに達すると同社が予測する固定型コンテンツ対応ストレージ市場の有力製品になるという。 Centera は、7年に及ぶ開発の成果。EMC が「コンテンツ対応型ストレージ」(CAS) と呼ぶ市場に参入する武器となる。CAS は、「動的コンテンツ」や「流動コンテンツ」といった名前で知られる、迅速なオンライン更新が可能なコンテンツ分野に照準を当てていた戦略と一線を画すものだ。EMC は、固定コンテンツが世界の新規コンテンツの約半分を占めるとして、同市場参入の将来性に注目している。ストレージ業界分析会社 Enterprise Storage Group の創立者兼アナリスト、Steve Duplessie 氏も、固定型コンテンツは IT ユーザーが次に経験する大きなパラダイム転換になると予想しているという。 CAS が、NAS (ネットワーク接続型ストレージ) や SAN (ストレージエリアネットワーク) とどう違うのかと疑問に思う人もいるかもしれない。簡単に言うと、NAS や SAN は、ロケーションベースの手法に依存して、変動するデータをマップしているのが特徴で、データ探しがきわめて複雑になる可能性がある。一方、CAS は固定コンテンツを扱うため、仕組みはシンプルで、したがって、より効率的に機能すると EMC は言う。つまり、容量をテラバイトからペタバイトに拡張するのも容易だ。このことは、企業にとって魅力的な機能を意味する。 関連テーマ 最新トップニュース
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