Microsoft (NASDAQ:MSFT) は30日、ニューヨークで開催中のイベント「SpeechTEK 2002」の席上で、『.NET Speech Software Development Kit (SDK)』の第2ベータ版と、新たな共同開発プログラム『Joint Development Program (JDP)』を発表した。同ベータ版は、.NET Speech プラットフォームの技術プレビュー版で、音声アプリケーション記述仕様『SALT』をベースとした開発者向けツール。
SALT は Web ベースのプログラミング言語を拡張するシンプルなタグを規定しており、既存の Web アプリケーションに音声機能を追加することが可能。同 SDK は開発環境『Visual Studio .NET』と統合できる。
Microsoft が .NET Speech SDK 最初のベータ版を発表したのは5月で、今回の第2ベータ版では、音声のみのユーザーインターフェースを備えたテレフォニーアプリケーションや、音声を含め多様なユーザーインターフェースを用いるマルチモーダルアプリケーション用のグラマーおよびプロンプトの作成編集ツールや、デバックツールの強化を図っている。新版では World Wide Web Consortium (W3C) が規定した標準と互換性のあるグラマー記述フォーマットに対応し、同標準に従ったグラマーライブラリが付属する他、再利用可能なテレフォニーおよびマルチモーダルアプリケーションを構築する際に用いる ASP.NET コントロールをあらかじめ集約したライブラリおよびサンプルアプリケーションも同梱する。
.NET Speech プラットフォームは、2003年中ごろの製品化を予定している。
Microsoft は音声技術に関して、発話エンジンを提供する SpeechWorks をはじめ、Intervoice や、長年協力関係を維持している Intel と戦略的な協力体制をとってきた。今回 Microsoft は同協力体制をもとに、.NET Speech プラットフォーム上で、.NET Speech SDK を用いたアプリケーション構築および配備を手がける法人顧客やパートナー企業向けの共同開発プログラムの新規実施についても明らかにしている。