Webテクノロジー 2003年1月28日 00:00

Slammer ワーム、営業日への影響を回避

著者: Sharon Gaudin  オリジナル版を読む
2003年1月28日 00:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

25日に悪性の新ワーム『SQL Slammer』蔓延のニュースが世界を駆け巡り、各地でインターネットが速度低下や機能不全停止に陥ったが、明けて27日には早くも回復をみせつつある。

SQL Slammer は『Microsoft SQL Server 2000』に存在した既知の脆弱性を悪用したワームで、感染したシステムにファイルの削除や変更といった損害を与えるものではない。しかし、大量のトラフィックを生成し、サーバーやルーターに負荷をかけ、ネットワーク遅延が起きるという被害をもたらし、場合によってはあまりの負荷の高さに、ネットワークが完全に機能を停止することもある。

アンチウイルスソフトウェア会社 F-Secure によると、これまでに約20万台のコンピューターが感染し、その影響でインターネットに13あるルート ネームサーバーのうち、5つがダウンしたという。

Slammer ワームは世界中の企業を混乱に陥れた。米国では Bank of America が、同国内の ATM 機1万3000台で現金引出し不能となり、フィンランドでは、電話サービスが機能不全を起こした。インターネット接続人口が、総人口の4分の3を数える韓国でも、数時間におよぶネットワークの機能不全に陥った。他にも、タイ、日本、フィリピン、インド、マレーシアなどで、サービス停止や速度低下の報告があがった。

そのまま週明けを迎えれば、さらなる影響拡大もあり得たが、F-Secure によると世界各地で対応が進み、より深刻な状況には至らなかったという。今回問題となった脆弱性に対しては、すでに Microsoft が修正プログラムを出していた。



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