japan.internet.comThe Internet & IT Network
Twitter
RSS
  • ニュース
  • コラム
  • リサーチ
  • ヘッドライン
  • 特集
  • ブログ
  • プレスリリース
  • 専門チャンネル
  • イベント
  • ランキング
  • ニュースメール
2009年11月24日
文字サイズ文字サイズ小文字サイズ中文字サイズ大
事業仕分けによる次世代スーパーコンピューターの開発予算削減について、どうお考えですか?
賛成
反対
どちらとも言えない
投票締切 11/30 12:00
Webテクノロジー2003年3月26日 00:00

P2P で何が変わるのか?

国内国内internet.com発の記事
  • Post to Twitter
  • Post to Facebook
  • このエントリーを含むはてなブックマーク
  • この記事をクリップ!
  • Buzzurlにブックマーク
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • newsing it!
  • この記事をokyuuへインポート
前回のコラムでは、P2P の定義について簡単に説明しました。

今回は、 「では一体 P2P でこれまでの IT 社会と何が変わるのか?」 ということを考えてみましょう。

前回も説明したように、 パソコンとパソコンが直接通信をすること自体は、 ある意味当たり前のことです。

ただ現在では、常時接続のブロードバンド回線の普及やパソコンの高性能化により、 一昔前とは全く違う次元で P2P が実現されるようになってきています。

具体的に P2P ならではの特徴を生かして、 実際にビジネスとしての検討が進んでいる P2P アプリケーションには、 下記のような分野があげられます。

◇インスタントメッセージング
 利用者間でのリアルタイムなメッセージのやり取りを可能にします。

◇ファイル共有・ファイル交換
 複数の利用者の間でファイルを共有・交換することを可能にします。

◇分散検索エンジン
 企業やインターネット内に分散している情報の効率的な検索を可能にします。

◇グリッドコンピューティング
 複数のコンピュータの処理能力を共有し、強力なコンピュータ処理を可能に します。

◇コラボレーション
 複数の利用者の共同作業を支援し、効率的な共同作業を可能にします。

各アプリケーションの詳細は次回以降に説明しますが、単純にまとめると、 これらのアプリケーションの P2P ならではのメリットは、 大きく分けて3つあげられます。

■コストを大幅に削減できる

まず、最も簡単な話としてコストの話があります。

P2P においては、仲介となるサーバーが不要になるわけですから、 当然クライアントサーバーのシステムで存在していたサーバーの分のコストが大幅に低 減できます。

例えば、音楽ファイル共有で有名になったナップスターのシステムの例があ げられます。

ナップスターは1年足らずで5000万人ものユーザーを集めました。

5000万人の利用者がいる音楽ファイル共有システムを、 クライアントサーバー型のシステムで構築するには膨大な費用がかかりますが、 このナップスターを立ち上げたのは大学生です。

P2P の仕組みを活用することで、 これまでのシステムとは比較にならない低いコストでシステムが構築できてしまったわけです。

■サーバーボトルネックが解消される

サーバーボトルネックもシステムの世界では大きな課題です。

クライアントサーバー型のモデルでは、 常にパソコンはサーバーに対して接続し、 クライアント同士の作業でもサーバーを経由することになります。

つまり、パソコンがどれだけ高性能になろうとサーバーがそれに対応しなけ れば状況は何も変わらないのです。

単純な例でいうと、Web サイトがあります。

Web サイトを見るという動作は、 あなたのパソコンだけで行えるのではありません。 見ているサイトの Web サーバーに接続しているわけです。

つまり、同時に Web サイトにアクセスする人が多いと、 Web サーバーの回線速度や処理が追いつかず表示が遅いという事態になります。

例えば100人の人が同時に1メガの速度でアクセスしたければ、 サーバー側には100メガの回線が必要になり、 それに対応する巨大なサーバーが必要になります。

NTT ドコモの i-mode が大ブレイクした時、 頻繁に i-mode のサーバーが落ちていたのは有名な話ですね。

このような問題もP2P型のシステムであれば、大きく解消することができます。

■よりリアルタイムな情報伝達ができる

サーバーという仲介者がいなくなることによって、 パソコン同士が直接やりとりができるようになります。

前回のコラムで書いたように、 電子メールは現実の世界で言う郵便です。

電子メールは相手のパソコンから直接届いているように見えますが、 実はサーバーに届いているのを、 定期的にあなたのパソコンが見に行っているだけです。

そのため、電話をしながら電子メールを送ったりすると、 話している最中にはなかなか届かないという現象が起こったりします。

これはサーバーという仲介者がいる以上、 ある程度は仕方がないことですが、 P2P 型の処理であれば、 パソコン同士が通信をしているわけですから、 メッセージを瞬時に相手のパソコンに届けるということが可能になるわけです。

一般的な特徴だけでは分かりづらいと思いますので、 次回以降のコラムでは各アプリケーションの具体的な事例をもとに、 P2P アプリケーションの特徴を紹介したいと思います。

(執筆:徳力 基彦)




  • プリンター用
  • 記事を転送
  • Post to Twitter
  • Post to Facebook
  • このエントリーを含むはてなブックマーク
  • この記事をクリップ!
  • BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • newsing it!
  • この記事をokyuuへインポート
最新トップニュース
Graphic Design Forum
【Graphic Design Forum】
流動的媒体と静的媒体に関する見解(11月18日)
アイレップの SEM フロンティア
アイレップの SEM フロンティア
検索技術の進化で広がる SEO 領域―2010年以降に要求される事は?(11月24日)
百式のネットビジネス研究
百式のネットビジネス研究
外国で見かけた標識を写真に撮ると翻訳してくれる iPhone アプリ「PicTranslator」(11月24日)
DevX
DevX
HTML 5のフォーム要素(11月24日)
エンジニア転職ノウハウ開発室
エンジニア転職ノウハウ開発室
エンジニア的「合わない」と思う瞬間/理系の人々(11月24日)
「IT の耳」
「IT の耳」
【書評】『Hyper-V スタートアップバイブル』――仮想化についてのすぐれた解説書(11月20日)
週刊-サイト別アクセス状況データ
週刊-サイト別アクセス状況データ
ビデオリサーチインタラクティブ調査(月間インターネットオーディエンスデータ)(11月19日)
海外ソーシャルウェブに学ぶ成功の秘訣
海外ソーシャルウェブに学ぶ成功の秘訣
ゲーム業界を襲う世界的な激震。ソーシャルゲーム急成長のインパクト(11月19日)
成約率、反応率を上げる Web 文章術
成約率、反応率を上げる Web 文章術
文章力を磨き、キャッシュを生み出す Web サイト に(11月19日)
今さら聞けない初歩からのアクセス解析
今さら聞けない初歩からのアクセス解析
サイトリニューアル前のアクセス解析活用法(11月19日)
「Webからの脅威」―その傾向と最新対策
「Webからの脅威」―その傾向と最新対策
新たな対策技術:スパムフィルタリングと E-mail レピュテーション(11月18日)
Copyright 2009 Japan Internet.com K.K. All Rights Reserved.http://www.internet.com/