P2P やIMまで、従業員のネット利用を管理――「Websense Enterprise v5」発表ウェブセンス株式会社は2003年4月3日、記者説明会を開催し、3月17日に米 Websense 社(NASDAQ:WBSN)が発表した従業員インターネット管理ソリューション「Websense Enterprise v5」の日本語版を、4月上旬を目途にリリース予定であることを発表した。
従業員インターネット管理(EIM)とは、企業内における従業員のインターネット利用について、一定の利用ポリシーに基づき制限・管理すること。就業中の私的なインターネット利用は、生産性の低下やネットワーク帯域幅の浪費、セキュリティ的なリスク、また企業の法的責任などを引き起こす可能性がある。そのため、企業による自衛手段として EIM の重要性が指摘されている。 Websense Enterprise は、世界390万以上のサイトが登録されたデータベース(Websense Master Database)に基づき、企業内の管理サーバーが独自の利用ポリシーにより従業員のインターネット利用をフィルタリングする。すべてのサイトはデータベース上でニュース、ショッピングからゲーム、アダルトなど80以上のカテゴリーに分類されており、このカテゴリーと時間帯、累計利用時間などによるアクセス制御が可能。 今回のバージョン5ではさらに管理範囲が拡張され、外部インターネットとのゲートウェイ(ファイアウォール/プロキシサーバー)地点におけるフィルタリングだけでなく、ネットワーク上のプロトコルや、クライアントPC上のソフトを含めた総合的な管理機能を提供する。 新たに追加された「ダイナミック プロトコル管理」機能により、P2P ファイル交換やインスタントメッセージングといった、HTTP 以外のプロトコルの管理が可能。また、ビジネスに必要な帯域幅と無関係な帯域幅のバランスをリアルタイムで最適化できる「Bandwidth Optimizer」もアドオンモジュールとして搭載される。 アプリケーション管理用「クライアント・アプリケーション・モジュール(CAM)」は、ネットワーク内のクライアントPC上に存在するアプリケーションをスキャンし、データベースに登録されたカテゴリー(ゲーム、ハッキングツール、P2P など)ごとに利用の可否を設定できる。またファイルタイプの指定によりウィルスファイルやスパイウェアの動作を封じることもできる。この CAM もアドオンモジュールとして提供される(日本語版は開発中で、年内リリース予定)。 その他、リアルタイムレポーティング機能や、複数拠点間における利用ポリシーの集中管理・配信機能などが新たに追加された。 ウェブセンスの楠 浩一 代表取締役は「日本のフィルタリング市場は今後急成長が見込まれる市場。全世界における Websense の売上のうち、日本市場が占める割合は現在まだ1%台だが、新バージョンの導入による EIM 市場の拡大と、オプションモジュールなどの投入により、レベニューシェアを15%台にもっていくのが目標だ」と語った。
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