IBM、カーボン ナノチューブを使った世界最小の固体発光素子を開発IBM は米国時間2003年5月1日、世界最小の固体発光素子を開発したことを発表した。
IBM が開発した発光素子は、3端子のトランジスターに組み込まれた、直径1.4ナノメートルの単一のナノチューブ。ソースの電極から負の電荷を、ドレインの電極から正の電荷をカーボン ナノチューブへの同時に注入できるようにし、これによりナノチューブ内で電子と正孔が遭遇すると、お互いを中和して発光する。 同社の研究チームは、光通信で広く使用されている波長で特に利用価値の高い1.5マイクロメートルの波長を持つ光を検出した。 またこの発光素子は、トランジスターであるためゲートにかかる電圧によってオン/オフが切り替えられる。そのため個々のナノチューブの発光を電気的に制御すれば、ナノチューブのように独特な1次元物質の光物理的性質を詳細に調査できる。 同社のリサーチ、ナノスケール サイエンス担当マネジャーの Phaedon Avouris 博士は、「ナノチューブ発光素子は、将来的に配列を形成したり、カーボン ナノチューブやシリコンの電子部品に組み込んだりできるようになると考えられる。そうなれば、電子工学や光電子工学の新たな可能性が開かれる」と述べている。 ○IBM のナノテクノロジー研究プロジェクトについての詳細 http://www.research.ibm.com/pics/nanotech/ 最新トップニュース
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