XMLコンソーシアムは2003年5月7日、実データを利用した実利用レベルの Web サービス実証実験に成功したことを発表した。
この実証実験は、社団法人日本観光協会の協力のもと実施されたもの。同協会の保有する約16万件の実データを利用して、情報集配信の中心となる観光協会サーバーと情報を利用するポータルサイトや旅行代理店、携帯端末携帯や PDA により構成される仮想的な「観光情報集配信モデル」を構築、データの登録から利用までを Web サービスにより連携させた。
データ入力者の負担を軽くするため Microsoft Excel の表形式を用いた入力を可能としたほか、複数の WSDL(Web サービス・インターフェイス)を定義することで複数の Web サービスを動的に制御、さらに J2EE と .NET Framework の両プラットフォーム間の相互接続性も実現した。
さらに情報の利用では「スキー情報」「桜情報」を題材として、複数社のポータルサイト、携帯端末、PDA に至るまで、単一の XML データを複数の形態で利用する「シングルソース マルチユース」を実現した。その上で、それぞれに適したプッシュ・プル型の Web サービスモデルを採用、実用に即したソリューションの有効性を検証した。