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『Windows XP』アップデートに問題、MS が急遽取り下げMicrosoft (NASDAQ:MSFT) は27日遅く、先頃リリースした『Windows XP』OS 用アップデートパッケージの提供を取り下げた。このセキュリティ修正プログラム (パッチ) をダウンロードした後、インターネット接続ができなくなったと多くのユーザーから苦情が寄せられたためだ。
5月21日にリリースされた問題のアップデートは、XP もしくは『Windows 2000』を搭載している PC 上で、『L2TP』(レイヤー2トンネリングプロトコル) と『IPSec』(IP セキュリティ) の機能を向上させ、セキュリティを強化する目的で提供された。 具体的には、PC がファイアーウォールの後ろで IPSec 暗号を用いる方法の変化に対処し、NAT (ネットワークアドレス変換) 機器の後ろの VPN (仮想プライベートネットワーク) クライアントのサポートを向上させるもので、また、2048ビットの『Diffie-Hellman』アルゴリズムを使った IPSec 保護を強化する目的もあったと Microsoft は説明している。 ところが、Microsoft の『Windows Update』サイトを通じて修正パッチをダウンロードした約50万人のユーザーから、インターネット接続ができなくなったとの苦情が寄せられ、Microsoft はアップデートの取り下げを余儀なくされた。 Microsoft の修正パッチに問題があり、提供が中止されたのはこれが初めてではない。同社は今年2月にも、『Windows NT 4.0』用のセキュリティ修正プログラムを取り下げている。システムクラッシュをもたらす危険のあるエラーが含まれていたためだ。 本来ならトラブルを回避するべき修正パッチがトラブルを引き起こすという問題は、『信頼できるコンピューティング』構想の実現に躍起になっている Microsoft にとって、まさにイメージダウンをもたらす悪夢といえる。 以前なら、セキュリティパッチを早急にダウンロードしないシステム管理者をセキュリティ専門家が非難したものだが、パッチのトラブル続きによって、一概にそれが正しいとは言えなくなっている。
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