Webテクノロジー 2003年6月3日 00:00

JBoss、「J2EE を超えた」最新サーバーソフトを発表

著者: Michael Singer  オリジナル版を読む
2003年6月3日 00:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

オープンソースの JBoss Group が2日、新たなサーバーソフトウェアを発表した。一部、Sun Microsystems のビジネスクラス プラットフォーム『Java 2 Enterpr ise Edition』(J2EE) を基にしているようだが、Web アプリケーション界隈ではそれ以外の面がはるかに話題を呼んでいる。

JBoss Group がこのほど公開したのは、『JBoss 4.0』の開発者向けバージョン。同社初のアスペクト指向プログラミング (AOP) フレームワークとなっており、JBoss Group はこれを「J2EE を超える」ための試みだと述べている。同社の目標は、余計なものを排したアプリケーション フレームワークを作り、あらゆるコンポーネントや機能に適応できるようにすることだ。AOP は、およそ10年前に Xerox の Palo Alto Research Center (PARC) で開発された新しいプログラミング手法。

「JBoss 4.0 は、Web レイヤーにすでに存在するものを含む全ての Java オブジェクトについて、開発者が ACID な動作を定義できる唯一の Java アプリケーションサーバーだ」と、JBoss Group の創設者兼 CEO、Marc Fleury 氏は述べている。ACID とは、トランザクション処理が満たすべき4つの特性のことで、原子性 (Atomicity)、一貫性 (Consistency)、隔離性 (Isolation)、持続性 (Durability) を指す。

JBoss Group と Sun はしばらく前から、JBoss と J2EE の互換性問題をめぐって対立姿勢を示し、双方が市場の統一を要求していた。最近では、Sun が Web サービスプラットフォームの要と位置づける J2EE の次バージョン『J2EE 1.4』について、JBoss がこれに準拠しているかどうかを調べるテストを行ない、「数十万ドル」単位のライセンス料を支払うか否かでひと悶着を起こしている。

だが、JBoss 4.0 では、コードに占める J2EE の割合はわずか20%に過ぎないため、互換性云々はほとんど意味のない議論になったと Fleury 氏は述べている。

「JBoss 4.0で、われわれは概念としては J2EE 仕様より『.NET』に近くなった。大半の開発者は、J2EE の一部は使いたいが全ては必要ないと考えている。そして今、JBoss の技術革新は、J2EE の最新仕様を越えた。準拠認定を受けることにはやぶさかでないが、認定までにはさまざまな交渉や政治的な駆け引きに何年もかかるだろう。ゆえにわれわれは今、それを越えて先へ進もうとしている」



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