Webテクノロジー2003年6月25日 00:00
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P2P で何が変わるのか:P2P コラボレーションツール――その1

この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20030625/6.html
著者:アリエル・ネットワーク
国内internet.com発の記事
これまで P2P の具体的なアプリケーションを4つ紹介してきました。 各アプリケーションのはっきりしたイメージがつかめたでしょうか。

最後に紹介する P2P コラボレーションツールは、 これまでの4つとは少し趣が異なります。

これまでの4つが、 P2P の技術的な特徴の一部分を生かしたアプリケーションとするならば、 P2P コラボレーションツールは、 それらの特徴を組み合わせたアプリケーションと言えます。

どちらかというと技術ではなく、 利用目的から考えたアプリケーションと言えるでしょう。 つまり、インスタントメッセージの要素やファイル共有の要素などを組み合わせて、 コラボレーションという用途に特化したアプリケーションなのです。

そういう意味では、 これまでの4つのアプリケーションに比べると、 P2P コラボレーションという概念は比較的新しいものです。 利用目的がわかりにくいなら、 グループウェアをイメージしてみてください。 グループウェアは集団での共同作業を効率化・最適化するソフトウェアです。

グループウェアにはサーバーがつきものですから、 ここではあえて P2P コラボレーションツールと呼んでいますが、 簡単に言うと、 新しいグループウェアのひとつです。 実際、P2P コラボレーションツールを開発している企業は、 サーバー型のグループウェアを開発している企業と関係があります。

P2P コラボレーションツールの代表的なものとしては、 米国の Groove があげられます。 この Groove を立ち上げた Ray Ozzie 氏は、 グループウェアの代名詞ともいえるロータスノーツを生み出した人物です。 また、日本発の P2P コラボレーションツールを開発しているアリエル・ネットワークの創立メンバーも、多数のロータス出身者で占められます。

ただ、グループウェア市場はすでにある程度、ロータスやマイクロソフト、 サイボウズのような企業によって成熟してしまっています。 実際、大企業のグループウェア導入率は9割を超えているとも推測され、 市場も過去のような急成長は望めないと言われています。

そのような市場に、 なぜ今 Groove やアリエル・ネットワークのような新興企業が参入しているのでしょうか?

それは、P2P コラボレーションツールが、 これまでのグループウェアになかった新しい特徴を持っているからです。 (次回に続く)

(執筆:徳力 基彦)




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