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2008年9月6日
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Webテクノロジー2003年7月9日 00:00

P2P で何が変わるのか:P2P コラボレーションツール――その2

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サーバー型のグループウェアと比較した場合、 P2P コラボレーションツールには以下のような優位性があります。

■サーバー不要で情報共有を実現できる
これまでの P2P アプリケーションでもたびたび触れたように、 P2P の技術を使用すると高価なサーバーを購入する必要がありません。

■オフラインでも情報が活用できる
P2P コラボレーションツールでは、 サーバーではなく自分のパソコンに情報を保管するため、 いつでも情報を活用できるのです。

■組織の壁を意識せずに情報共有が実現できる
サーバー型の情報共有と異なり、 パソコン同士で情報交換を行うため、 ネットワークのセグメントやファイヤーウォールで区切られた組織の壁を越え、 情報共有を手軽に実現することができます。

簡単にまとめると、 だれでも、いつでも、だれとでも、 情報を共有できるアプリケーションということです。

こういった P2P コラボレーションツールの特徴を、 皆さんはどう考えられますか。 「別に自分には関係ない特徴」でしょうか? それとも、 「便利そうな特徴」でしょうか?

P2P コラボレーションツールが「今」注目を浴びているのには、 理由があります。 インターネットの普及によって、 ビジネスのあり方が大きく変わってきているからです。

一昔前、仕事は組織に対し、かなり閉じた性質を持っていました。 自分の部署で決まった人とやり取りをしていれば、 確実に成果も上がり企業も潤っていた時代でした。 そのような時代は、 情報のやり取りやコミュニケーションの幅も狭く、 上司や一部の同僚など、固定的な業務の流れですんでいました。

しかし、いまや業務の流れは根本から変わってしまっています。 このコラムを読んでいる皆さんの企業も、 おそらく当時とは全く様変わりしていることと思います。

IT 業界ではすでに、 複数の企業が共同でプロジェクトを実施するのは日常茶飯事です。 一人の担当者が複数のプロジェクトに参加することもあれば、 プロジェクトの体制やメンバーの変更も頻繁に発生します。

IT 業界以外でも、 企業を超えたコラボレーションはますます増えてきています。 日産自動車のゴーン社長が推進した組織横断型プロジェクトのような流れもあれば、 NPO、NGO や SOHO など明確な形をもたない組織も増えています。

P2P コラボレーションツールは、 このビジネス環境の大きな変化の流れに対応したアプリケーションとして、 注目されているのです。

このコラムの最初で P2P とは Peer to Peer の略だと紹介しましたが、 最近では Person to Person と捉えている人も増えています。 つまり、 個人を中心とした情報共有・情報交換を実現する技術だと考えているのです。

次回以降のコラムでは、 P2P コラボレーションツールの具体的な利用シーンを中心に、 より詳細な P2P の技術の仕組みを紹介していきます。

(執筆:徳力 基彦)




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