日本アイ・ビー・エム株式会社(日本 IBM)は2003年8月20日、
グリッドコンピューティング対応機能などを強化した WebSphere 最新版「IBM WebSphere Application Server V5.0.2」(WAS 5.0.2)と Java 統合開発環境の最新版「WebSphere Studio V5.1」の出荷開始を発表した。
WAS 5.0.2 は8月20日から、
WebSphere Studio V5.1 は8月29日から出荷する。
また8月20日から、旧バージョンの WAS V3.0/V3.5、
BEA の「WebLogic V5.1/V6.1」からの移行支援サービスも開始した。
グリッドコンピューティングの商用システムでの使用を想定し、
WAS 5.0.2 には、
クラスタ内の個々のサーバーの負荷を監視し、
自動的に最もワークロードの軽いサーバーにアプリケーションを割り振る機能が追加された。
この新機能は、
IBM が5月に買収したカナダの Think Dynamics が有する、
システム需要の一時的な増大に合わせてコンピューティング資源を適切に割り当てる技術を補完するもので、
企業全体に散在するハードウェアやソフトウェアを、
WebSphere 用サーバーを中核とするクラスタ環境に必要に応じて組み込めるようになる。
さらに WAS 5.0.2では、
Web サービスの標準化に関する仕様を採用して、
他社製品との相互接続性を強化、
Web サービスのモデル定義を J2EE に組み込むための規約
「JSR109(Web Services for J2EE)」やセキュリティ仕様の「WS-Security」などを実装、
新 SOAP エンジンの採用で Web サービスのパフォーマンスの向上を図っている。
また、
新たに Linux on iSeries/pSeries にも対応、
これで eServer 全シリーズの Linux に対応したことになる。
Windows 2003 にも対応する。