製薬業界のグローバル標準化に向け――アクセンチュアの業界向けソリューション
冒頭、アクセンチュア 製造・流通業本部 医薬品・医療品グループ アジア・太平洋地域統括パートナー 西村 裕二 氏は、国内製薬業界を取り巻く環境について言及した。 製薬業界では、医薬品開発の大型化が研究開発費の増大を招いていることや、外部リソースへの依存度の増加、またコスト効率の高い薬への要請の高まりといった種種の理由により研究開発プロセスから製造、物流、営業をつなぐバリューチェーンの再構築に迫られているという。 また西村氏は、「製薬業界は構造的にみてグローバル標準化が必要であり、またそれが実現しやすい業界である」と述べた。 このような状況にある製薬業界に対し同社では、Microsoft、SAP、Oracleなどグローバル有力企業とのパートナーシップに基づき、業界標準ソリューションを開発、提供していく考えだ。 この製薬業界向けソリューションは、R&D から SDM、CRM、規制、経営戦略・管理まで全体をカバーするもの。 中でも、臨床開発における紙ベースの治験をデータ化し、レビューや分析などを容易にする「臨床データ管理・eDC」や、臨床開発のスケジュールや人的資源、コストなどを管理する「統合プロジェクト管理」などが同ソリューションの特長的な機能だ。 他にも、同社がこれまで構築してきた製薬企業の製造実行システムのノウハウを基に SAP 上でテンプレート化した「SCM−MES ソリューション」も、各社製造システムの標準化や経営の可視化を実現する、ソリューションの重要な機能である。 さらに、MRのプレゼンテーションや効果を可視化して効果を高める「クローズド・ループ・プロモーション」や、「21 CFR Part11」にスムーズに対応するための機能も搭載している。21 CFR Part11は、製薬会社が米国で医薬品の販売許可を申請する際、提出義務のある電子記録・文書についての要件を定めたもの。 同社はこのテンプレートを用い、クライアントのニーズに合わせて構築するプル型のサービスではなく、“ソリューションありき”で提案を行う、プッシュ型のサービスとして展開していく考えだ。 関連記事 最新トップニュース
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