Red Hat が企業向け『Enterprise Linux 3』の提供を開始Red Hat (NASDAQ:RHAT) は22日、企業向け Linux 製品の最新版、『Red Hat Enterprise Linux 3』(RHEL3) の提供を開始した。Linux と UNIX の機能面の溝を埋めるべく、2年間に渡り続けている開発と製品性能向上作業の成果といえる。
同製品はすでに7月にベータ版を公開しており、各種メディアで取り上げていたことから、その概要はすでに公知のものとなっている。もちろん IT 業務へいかに Linux を効率的に組み込めるのか、という点に企業顧客の注目が集まっており、正式な提供開始にはそれなりに期待が高まっていた。 Red Hat のオペレーティングシステム開発担当副社長 Brian Stevens 氏は、RHEL3 でボリューム管理機能を大きく改善したと述べている。同社はこの点について、ストレージ面の機能的な不満から、Linux への移行をためらう UNIX ユーザーに対するアピールとして、不可欠なものとの認識を持っている。 また RHEL3 では、水平的および垂直的なスケーラビリティも高めている。同製品には、大規模な組織やデータセンターでの運用に適した『Enterprise Linux AS』、初期導入や部門単位のサーバー運用に適した『Enterprise Linux ES』、クライアントサービス運用や開発環境といった、より小規模の用途に適した『Enterprise Linux WS』という3製品があり、水平的スケーラビリティとして、各版で少なくとも4つのアーキテクチャに対応している。このうち AS (Advanced Server) では、Intel の『x86』および『Itanium』、AMD の『AMD64』、そして IBM の『zSeries』『iSeries』『pSeries』『S/390』に対応している。 また垂直的なスケーラビリティとしては、最大32基のプロセッサ構成に正式対応した。前のバージョン2.1で公式に対応していたのは、最大8基までのプロセッサ構成までだった。さらに前バージョンでは 24GB までだった最大対応メモリ空間も大幅に拡大し、RHEL3 では 64GB まで対応する。 RHEL3 は、『Red Hat Network』および各種サービスを含む年間サポート契約の中で提供が始まっている。既存の Red Hat Enterprise Linux ユーザーは、Red Hat Network を通じてアップグレードできる。また、同社の OEM パートナー企業各社は、今後30日ないし60日以内に、ハードウェアの設定などを済ませたソリューションとパッケージにして、RHEL3 ファミリの3製品を順次出荷する。 関連記事 最新トップニュース
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