Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) が、競合する Microsoft のプラットホームに対抗するため、Java をクロスプラットフォームで実行できるプログラム開発言語とし打ち出したことはよく知られている。その Java 開発ツールベンダー各社が協力し、クロスベンダー的な統合開発環境用の拡張機能作成を実現しようとしている。
暫定的に Java Tools Community と呼称する同グループは、アプリケーションフレームワークの統一という共通目標に向かって、ツールベンダーを1つにまとめようとしている。同プロジェクトの詳細の多くが企業秘密事項で、Sun が同プロジェクトに着手してすでに数か月になるという。
同プロジェクトの背景には、IDE 用拡張機能インターフェースに確立した標準がなく、各ベンダーがそれぞれの IDE 製品で独自の拡張 API を採用しているため、機能拡張あるいはアドイン製品を開発する際には、各 IDE に合わせて用意しなければならず、開発パートナー、独立系開発企業、オープンソースプログラマたちの負担を大きくしている、という事情がある。
『Oracle9i JDeveloper』『Eclipse』および『WebSphere Studio Application Developer』『SunOne Studio』および『NetBeans』『Borland JBuilder』といった開発環境は、それぞれに独自の拡張 API を備えている。これらの拡張 API は、実装が異なるだけで基本機能には共通点が多いため、Oracle が提出した JSR では、機能拡張を IDE 間で共用できるよう、拡張 API の標準化を提案している。