SUSE、米国市場を狙って企業向け Linux 製品をアップグレードLinux ディストリビュータ SUSE LINUX は、ハードウェアおよびストレージ市場の大きな動きに対応するため、企業向け Linux 製品の無償アップデートをリリースした。
しかし、Linux ディストリビュータの中で2番手につける SUSE にとって、より大きな狙いは、最大の競合相手 Red Hat (NASDAQ:RHAT) に追いつくために、北米でより多くの市場シェアを獲得することだ。今回のアップグレードは、Novell (NASDAQ:NOVL) が SUSE を2億1000万ドルで買収すると発表して以来初めて。 SUSE がリリースしたのは『Service Pack 3 for SUSE LINUX Enterprise Server 8』だ。x86、Itanium2 プロセッサファミリ、32ビットにも対応する AMD64、IBM iSeries、IBM pSeries、IBM S/390 (31ビット)、IBM zSeries (31ビットおよび64ビット) といったアーキテクチャに対応するアップグレードだ。 SUSE によると、同 Service Pack では、Storage Area Networks (SAN) の重要性の高まりを受け、SCSI-3 機器の検出能力を改善したという。Network Attached Storage (NAS) と NFS ファイルシステムを組合わせることで、最大1024のファイルシステムをマウントできる。また、IBM zSeries の最新ハードウェアも対応した。同社によると、『z990』の暗号化ハードウェアを SUSE LINUX Enterprise Server で利用可能になったという。これらの改善により、より安価な Fibre Channel Protocol ベースの SAN ストレージを、IBM S/390 および IBM zSeries のメインフレームで利用可能になる。 同 Service Pack では、同社独自の『Linux Audit System (LAuS)』を改善することで、管理下システム全体のセキュリティ向上も図っている。SUSE によれば、今回のアップグレードは、米政府機関が IT 製品を導入する際に、適合性を評価するための基準『DII COE (Defense Information Infrastructure Common Operating Environment)』に準拠するため、という側面もあるという。 IDC のアナリスト Dan Kusnetzky 氏は、SUSE が米国市場へのさらなる進出を望むなら、同基準に準拠することは重要だと述べた。 関連記事 最新トップニュース
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