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2003年12月5日 00:00

『MiMail』ワームの新変種、アンチスパム団体を標的に

著者Ryan Naraineオリジナル版を読む海外海外発
ユーザーをだまして情報を引き出そうとするワーム『MiMail』の新たな変種が登場した。セキュリティ専門家によると、今回の変種は、アンチスパム団体がサービス不能化 (DoS) 状態に陥ることを狙ったものという。

MiMail 系列のワームは、今年8月から出回っており、PayPal からの警告を装ってユーザーからクレジットカード番号などの重要情報を引きだそうとする変種なども登場している。

今回の変種は、Spamhaus Project、SPEWS、SpamCop といったアンチスパム団体に対するトラフィック増大を誘発する仕組みのメール送信エンジンを備えている。

同ワームはメール感染型で、添付ファイル付きのメールは卑猥な内容の文章となっており、感染したコンピュータのハードディスクから収集したメールアドレスを使って、感染を拡大する。アンチウイルス専門会社 Sophos によると、圧縮された添付ファイル (wendy.zip) の中身は「for_greg_with_love.jpg.exe」という名の実行ファイルだという。

同社によると、今回の変種『W32/Mimail-L』は、添付ファイル付きの感染メール送信に失敗した場合、Spamhaus Project が幼児ポルノに関与しているとする虚偽内容のメールを送信するという。具体的には、児童ポルノ関連取引の支払いを受信者のクレジットカードで行なうというもので、問い合わせ先として Spamhaus ドメインのメールアカウントを示しているほか、SPEWS や SpamCop など他のアンチスパム団体やコンテンツプロバイダの URL も載せており、Sophos は「メールを受け取る人々の混乱をよび、アンチスパム団体に問い合わせメールを殺到させるのが狙いだと思われる」と説明している。

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