『Live Video IM』と名付けられた同サービスは、Microsoft RTC 1.2 ライブラリを備える Windows XP のユーザーだけが利用できる。チャット中にビデオアイコンをクリックすると、テキスト IM ウインドウの横に小さなビデオウインドウが現れる。自分のカメラ出力と対話相手の映像をタブ方式で切り替えて表示できるが、両方同時に表示することもできる。映像は比較的キビキビとした動きだが、ダイヤルアップ接続では当然ながらたどたどしい動きになる。
無料の IM クライアント『AOL Instant Messenger (AIM)』も、ほぼ同時期に Live Video IM サービスが利用可能になると見られる。Mains 氏によると、同サービスに対応する AIM クライアントは年内にベータ版を出し、「来年早々」に正式版を公開する見通しという。
今年8月まで、America Online はこのようなサービスを提供することが許されていなかった。先進的なブロードバンド対応 IM サービス (テレビ会議など) の開発を、米連邦通信委員会 (FCC) が規制していたためだ。しかし FCC は同月、AOL が高度な IM サービスを開発することを禁じる2年間にわたった規制を解除し、同社が自社のブロードバンドネットワーク上で、Live Video IM のようなサービスを展開する道が開けた。
Yahoo! (NASDAQ:YHOO) や Microsoft (NASDAQ:MSFT) といった競合相手は、AOL が FCC 規制の解除を求めて働きかけを進める間に、先行して同様のサービスを提供し、ある程度の成功をおさめている。AOL は Live Video IM サービスの提供で、ようやく追撃態勢に入れることになる。