開発したタッチパネルで耐久性試験を行ったところ、
ペン入力試験を20万回以上繰り返しても、
構造劣化や抵抗上昇などはなかったという。
これは従来の ITO 膜の性能に比べて10倍以上の耐久性で、
実用レベルでは半永久的ともいえる。
また、今回開発の導電性ポリマー形成方式では、
ロールコーターで大きな面積を一括して塗布形成でき、
ITO 膜に比べて製造コストを2分の1以下に低減できる。
導電性ポリマーによるタッチパネルは携帯電話・PDA・ペン入力 PC などの携帯情報端末以外にも、
従来コスト面からタッチパネルを使用できかった分野に適用できる、
と期待している。
現在、PDA やペン入力 PC のタッチパネルには主に抵抗膜方式が用いられ、
透明電極フィルムには ITO 膜が用いられているが、
ITO 膜は樹脂フィルム上にセラミックスを薄膜状に形成するため、
入力動作の繰り返しで微小な割れが生じ、
劣化するという問題点があった。
また、
ITO 膜の製造は高価な真空プロセス装置を使用するため、
低コスト化が困難だった。