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2003年12月25日 00:00

富士通研究所、半永久的耐久性のタッチパネルを開発

株式会社富士通研究所と富士通コンポーネント株式会社は2003年12月22日、 世界で初めて(同社による)の導電性ポリマーフィルムを用いた抵抗膜式タッチパネルを開発した、 と発表した。

透明電極フィルムの耐久性は従来の ITO 膜を使用した場合の10倍以上、 製造コストは2分の1以下になるという。

今回開発されたのは、 導電性ポリマーをタッチパネル用の透明電極フィルムに利用する技術。 導電性ポリマーを透明電極フィルムとして樹脂フィルム上にナノメートルレベルで均一に形成、 タッチパネルに適用する。

開発したタッチパネルで耐久性試験を行ったところ、 ペン入力試験を20万回以上繰り返しても、 構造劣化や抵抗上昇などはなかったという。 これは従来の ITO 膜の性能に比べて10倍以上の耐久性で、 実用レベルでは半永久的ともいえる。

また、今回開発の導電性ポリマー形成方式では、 ロールコーターで大きな面積を一括して塗布形成でき、 ITO 膜に比べて製造コストを2分の1以下に低減できる。

導電性ポリマーによるタッチパネルは携帯電話・PDA・ペン入力 PC などの携帯情報端末以外にも、 従来コスト面からタッチパネルを使用できかった分野に適用できる、 と期待している。

現在、PDA やペン入力 PC のタッチパネルには主に抵抗膜方式が用いられ、 透明電極フィルムには ITO 膜が用いられているが、 ITO 膜は樹脂フィルム上にセラミックスを薄膜状に形成するため、 入力動作の繰り返しで微小な割れが生じ、 劣化するという問題点があった。 また、 ITO 膜の製造は高価な真空プロセス装置を使用するため、 低コスト化が困難だった。

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