| Webテクノロジー | 2004年4月26日 00:00 |
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『eMstamp』はスパム対策の決め手?その可能性は? 著者: Ron Miller オリジナル版を読む ▼2004年4月26日 00:00 付の記事 ■海外internet.com発の記事 ImagineNation はごく規模の小さなソフトウェア会社だが、スパム対策に興味深い手を考え出した。スパム発送者に金銭的負担をかけることによって、発信量を減らそうというものだ。 ImagineNation はこのほど、既存の Eメールプロトコル SMTP に加える、同社開発の電子切手システム『eMstamp』に関して特許を申請した。スパム発送者の「事業」コストを増加させることで、大量のメール送信をやめさせようとするものだ。 同社で開発を担当する Mel Davey 氏は eMstamp について、サーバーレベルで機能し、個人レベルでメールをやり取りする一般のユーザーには決して負担がかからないことが特長と話す。 「eMstamp は、信用番号を埋め込んだデジタル切手のようなもので、サーバーレベルで機能する。Eメールが受信サーバーに届くと、一般に ISP が運営するメッセージ転送エージェント (MTA) は eMstamp の有無を調べ、正規の信用番号が入っていることを確認して切手から信用番号をはぎ取る」と同氏。 ISP は回収した信用番号を、正当なメールを送るのに使うことができる。Davey 氏によると、メールサーバーは通常メールを送るより受け取るほうが多いので、ISP がメール配布に料金を払う必要はないという。信用番号については、ある種の発行代理業者が番号を発行するといった構想を Davey 氏は持っているが、同電子切手システムのこの部分は、新たに創出しなければならない点だ。 「メッセージ送信の際には、メールサーバーはメッセージを送信するにあたって切手を貼らなければならず、このとき切手代が発生する。一方受信側では切手から信用番号をはぎ取り、このはぎ取った信用番号を次のメール送信の際に使うことができる」と Davey 氏は説明する。 スパム発送者の場合、メールに関してはその大半が送信一方なので、受信メールから回収した信用番号を再利用する機会はまずない。したがってスパム送信のためには、言い換えれば eMstamp を導入している ISP の利用者に到達するには、新たに信用番号を買わなければならなくなる。Davey 氏はこの信用番号入りの切手代が、スパム発送者の気持ちをくじくと思うと述べた。 しかしスパム発送者と合法的な Eメールマーケティング業者の違いはその内容で、メール発送が主体という業態に違いがないため、合法的だとしてもこのシステムでは負担を強いることになる。 技術的に見ると、eMstamp は既存の SMTP プロトコルに相乗りする形で、現在運用している Eメールインフラを変更することなく実装できると Davey 氏は説明する。しかし Yankee Group の Phoebe Waterfield 氏は、既存プロトコルに仕様を追加することの難しさや、大手 ISP の同調が必要な事をあげ、ImagineNation ほど小規模の会社が、言葉通りに事を運べるか疑問を投げかける。 Davey 氏も広範囲な試験運用ができないことを認めつつも、より規模の大きな組織に同技術を売りたいとの意向を示した。 |
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