IBM、競合各社のストレージ機器に対応した『SFS 2.1』を発表IBM (NYSE:IBM) は25日、各ベンダー製品の相互運用性を備えたストレージ仮想化製品『TotalStorage SAN File System』(SFS) 最新版を発表した。同社以外のストレージ製品対応は、数年前から公言していた約束を果たした形だ。
新版の『SFS 2.1』は、EMC (NYSE:EMC)、Hewlett-Packard (NYSE:HPQ)、および Hitachi Data Systems (NYSE:HIT) といった競合各社のストレージ機器に対応している。 SFS は、異機種サーバー環境で、ファイルやデータベースを一元管理するためのストレージ仮想化システムで、昨年10月に開発コード名『Storage Tank』として発表があり、初版は11月に提供を開始していた。 同製品は、顧客のインフラ環境において必要となるストレージ容量の軽減をはかるもので、同一アプリケーションまたは同一オペレーティングシステム (OS) の複数バージョンを単一の物理デバイス上で同時に運用できる仮想化技術を用い、複数サーバー間のより効率的なストレージリソースの共有を実現する。 ただし、初版で対応していたのは、IBM 製のストレージエリアネットワーク (SAN) デバイスのみだった。当時アナリストらによる SFS の評価は概ね良好だったが、競合各社は相互運用性の欠如に冷ややかな目を向けていた。 IBM は、同社のAlmaden Research Centerで SFS を改良した結果、最新版の 2.1 では他社ハードウェア製品にも対応を果たしたと説明した。IBM が自社製品限定の運用性を持つ製品から、複数ベンダー製品の相互運用性を備えた製品の開発へと転換を図る動きは、競合相手の製品利用を制限しないことで、顧客により柔軟な選択肢を提供する、昨今の業界動向を反映したものだ。つまるところ、顧客は、単一メーカーの製品に縛られることなく、選択肢をもっとも多く提供してくれる製品に魅力を感じているということだ。 なお、SFS 2.1 の出荷予定は、2004年6月29日となっている。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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