AMD、『Duron』プロセッサの後継モデル『Sempron』を発表AMD (NYSE:AMD) はエントリーレベルの新プロセッサファミリ発売に向け、準備を進めている。同社では、同じく廉価モデルの Intel 製プロセッサ『Celeron』に対抗する製品となることを期待している。
新プロセッサのブランド名は『Sempron』で、価格要求が厳しい需要層の、デスクトップパソコンやノートパソコン用途を見込んだ製品だ。7日の AMD の発表によれば、出荷は今年後半になる予定。 Sempron は基本的に、AMD が「成熟市場」と呼ぶバリューセグメントを対象とした、現行廉価プロセッサ『Duron』ファミリの後継となる。なお中国や中南米といった地域の新興需要に応じるため、Duron コア製品の生産は引き続き行なうという。 Sempron 製品の詳細について、AMD は明らかにしなかったが、『K8 (Athlon64)』アーキテクチャから派生した製品で、キャッシュ容量を減らし、おそらく同社のデスクトップおよびモバイル向け主力プロセッサ『Athlon XP』ファミリの、主要機能となっている64ビット拡張を省いたものになると思われる。 Sempron は『Duron XP』や『Duron Next』と呼んでも良さそうだが、In-Stat/MDR の主席アナリスト Kevin Krewell 氏は、Duron のブランド価値が極端に下がってしまい、『Hammer/K8』アーキテクチャベースの製品を生産するにあたって、イメージを刷新する新しいブランドが必要と AMD は考えたのではないかと述べている。 プロセッサといえば、Microsoft がまもなく提供を開始する『Windows XP Service Pack2』では、プロセッサと協調してメモリ内の非実行領域を特定し、バッファオーバーフローなどの危険性を軽減する機能を実装する。プロセッサ メーカー各社はこれに応じて対応機能を新モデルに盛り込みつつあり、AMD も『Enhanced Virus Protection (あるいは NX)』として対応を進めている。 Krewell 氏は同セキュリティ対応機能について、「AMD と話をしたところ、同社は NX 対応を、(廉価モデル向けではなく) 上級モデル用の拡張機能と捉えているようだったが、これにはまったく賛成できない。今のところ AMD は、Sempron の詳細を明らかにしていないが、私としてはバリューセグメント向け製品だろうが、K8 ベースの Sempron から NX 機能を省かないよう期待している。Microsoft の脆弱点をついた攻撃に対する防御を、高価なプロセッサに限定すべきではないと思う」と述べた。 関連記事 最新トップニュース
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