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テクノロジー2004年6月9日 00:00
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P2P ソリューション:インスタントメッセージングソフト「3°」――その1

この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20040609/6.html
著者:アリエル・ネットワーク
国内internet.com発の記事
前回は P2P 型のインターネット電話 Skype をご紹介しましたが、 今回は P2P 型インスタントメッセージングソフトの「3°」(ThreeDegrees)を紹介します。

Skype にもインスタントメッセージング(IM)機能がついていましたし、 過去に「P2Pで何が変わるのか」というシリーズを掲載した時に具体的なアプリケーションの一つとして IM を紹介しましたので、 何でいまさらと思われるかもしれません。

ただ、今回ご紹介する threedegrees には、 他の IM に比べて P2P 技術の特徴を生かした新たな機能が加わっています。

■ThreeDegrees の概要

ThreeDegrees は、 実は Microsoft の若手技術者チームによって開発されています。 Microsoftには、 皆さんもご存知の MSN メッセンジャーや Windows メッセンジャーという製品がすでにありますから、 何でさらに別のメッセンジャーもやっているんだ、 と思う人も多いかと思います。

なんでもThreeDegrees のターゲットは、 真のインターネット世代(年齢的には13〜20歳代の若者)だそうです (そういう意味では私もターゲット外なのですが)。 本当の意味でインターネットに慣れ親しんだ人たちに向けた、 全く新しいツールを模索するという、 ある意味、研究開発的な位置付けにあるサービスだと言えるでしょう。

Web サイトから引用すると、 「2年前、11人の開発者が threedegrees の制作を開始しました。 ほとんどが初めて会ったばかりの大学生でした」というように、 開発も若手中心のチームでスタートしたことが分かります。

ThreeDegrees とは、 「人は世界中のどんな他人とも実は6人以内の人間関係で結ばれている」という理論「six degrees of separation」から由来しているそうで、 どうして「Six」ではなく「Three」 なのかというと、 インターネットユーザーは、 その理論の6人よりもさらに少ない3人でつながっている、 ということを表現しているからだそうです。

そういう意味でも、 既存の IM 製品と比べると、 ThreeDegrees では P2P 技術の活用で、 いくつか特徴的な新しい機能への取り組みが見られます。

■ThreeDegrees の特徴

現段階で、ThreeDegrees の大きな特徴と呼べるのは下記の3点です。

1. P2P のグループ「3°groups」を形成
実際の利用時にはあまり気にならないと思いますが、 ThreeDegrees においては、 P2P の考え方をベースにグループを形成します。 1グループあたり最大10人までのグループをいくつでも作成することができますが、 これは、実際の仲良しグループの部屋を作るような感覚です。

2. グループの中で音楽を共有鑑賞
なんといっても ThreeDegrees の最大の特徴はこの機能でしょう。 誰かが MP3、WMA、WAV などの形式の音楽ファイルをプレイリストに加えると、 その音楽をグループの全員が同時に聴くことができます。 イメージとしては、 誰かの部屋で CD プレーヤーの音楽を聴いているような感じです。 誰かが曲を変えれば全員の PC で曲が変わり、止めれば止まります。 あくまで1台のプレーヤーを共有する感覚であるのがミソで、 音楽のファイル自体を交換するわけではありません。

3. ウィンク機能で新たなコミュニケーション
こちらはさらにお遊び的な要素が強い機能です。 絵文字のようなアイコンを使う代わりに、 相手のデスクトップにアニメーションアイコンを表示させます。 この機能は ThreeDegrees 独特のものというより、 これから他の IM にも増えるものかもしれませんね。 (次回のコラムに続く)

(執筆:徳力 基彦)



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