Apple、次世代動画圧縮技術「MPEG-4 Part10」採用に向け準備中Apple Computer (NASDAQ:AAPL) は現在、新しい動画圧縮技術をテスト中だ。最終的には『QuickTime Player』に採り入れる。
Apple は、ITU-T と ISO が共同で標準化した「MPEG-4 Part10」または「H.264/AVC」と呼ぶ技術について、MPEG-4 標準に準拠した次世代の動画圧縮技術と説明する。同社 QuickTime 製品マーケティング担当シニアディレクタの Frank Casanova 氏は取材に対し、Apple は同技術を、第3世代 (3G) 携帯電話から高品位 (HD) テレビ放送に至る、あらゆる動画エンコードの標準として、最上位に位置づけていると述べた。 Apple は今年、MPEG-4 Part10 のデモンストレーションを実施している。既存の同社製デュアルプロセッサコンピュータを使って、コンテンツを HD 解像度、すなわち1920x1080ピクセルで、フレームレートは毎秒24フレームのプログレッシブ表示という形式にエンコードし、6.8Mbps から8Mbps のデータレートで再生してみせた。同社は MPEG-4 Part10 について、いまだに業界標準となっている MPEG-2 に取って代わるものと示唆した。 Apple は Microsoft と、かねてより互いにストリーミングコンテンツのバッファリング遅延を解消する技術を実装するなど、製品面や技術面で直接的な競合関係にある。Apple の MPEG-4 Part10 採用は、独自のストリームコンテンツ圧縮技術、つまり『Windows Media Audio』『Windows Media Video』を推進する Microsoft に対しての1手といえる。 Microsoft は今月2日、『Janus』というコード名のデジタル著作権管理 (DRM) 技術を組み込んだ、『Windows Media Player (WMP) 10』のテクニカルベータ版をリリースした。WMP 10 は、同社のハンドヘルド型メディアプレーヤ プラットフォーム、『Portable Media Center』(PMC) に対応した製品をフルサポートする。PMC 製品は家電メーカーなど、複数社が近く発売する見通し。これは、『iTunes』や『iPod』を組み合わせ、コンテンツビジネスで大きな成功を収めている Apple の事業モデルに対し、包括的に競合する姿勢だ。 関連記事 最新トップニュース
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