Apple Computer (NASDAQ:AAPL) は28日、新機能を盛り込んだ次期『Mac OS X』、バージョン 10.4 の先行披露を行なった。開発コード名を『Tiger』という同 OS は、企業向け市場でのシェア拡大を狙う Apple の切り札だ。
Apple では今後数か月、開発者と協力し、Tiger の2005年上半期出荷を目指す。クライアント版、エンタープライズ版ともに、16エクサバイト (1エクサバイトは10億GB) の仮想メモリを使った64ビットプログラムをネイティブに実行する。
Tiger のサーバー版では、新機能「Weblog Server」を通じて、RSS (Really Simple Syndication) といった人気の高いプラットフォームへの対応を助ける、数種類の付随プログラムを提供する。著名なオープンソース プロジェクト『Blojsom』を基盤にした Weblog Server は、『Kerberos』認証サービスをサポートし、またユーザーが『XML-RPC』や『Atom API』で Blog を構築するのを助ける『LDAP』に対応している。
その他、Tiger Server の新機能としては「Software Update Server」がある。システム管理者が、Mac OS X Tiger や Tiger Server システム向けソフトウェア アップデートの配布をコントロールできるよう、それぞれのプロキシ/キャッシュサーバーを設定できるものだ。別の新機能「Access Control List」では、より柔軟なアクセス管理モデルによって、システム管理者のファイル、フォルダ、ネットワークサービスへのアクセスがさらに自由になる。「Internet Gateway Setup Assistant」機能は、小規模事業者や SOHO が、DHCP、NAT、DNS、ポートルーティング、ファイヤーウォール、VPN といった複雑なネットワークサービスを簡単に設定できるようにする。さらに、『Xgrid 1.0』クラスタリングソフトウェアも搭載した。
加えて Tiger Server は、Windows ベースのサーバーからの移行をより簡便にする各種ツールを備えており、システム管理者は、ユーザーとグループアカウント情報を既存の Windows のプライマリ ドメインコントローラ (PDC) から Apple の『Open Directory』に自動的に移行することが可能だ。Tiger Server は Windows クライアントの PDC の役割を引き継ぐだけでなく、Windows ユーザーのホームディレクトリ、グループフォルダ、ローミングプロファイル、および共有プリンタのホスティングも行なう。