富士通、複数のユーザーがスムーズに音声通話できる技術を開発株式会社富士通研究所と富士通株式会社は2004年6月29日、携帯電話網や無線 LAN を使い、同時に複数の相手と音声通話ができるユビキタストランシーバー技術を開発した。
携帯電話網や無線 LAN といったワイヤレス網を利用し、IP経由で音声通話を行う技術は、「Push-to-talk over Cellular/Wireless(PoC/W)」と呼ばれるもの。広域に分散している複数のユーザー間で、低コストかつ手軽に音声通話ができることから、第3世代携帯電話での利用が期待されている。 従来の PoC/W では、音声が相手に届くまでの時間的な遅れがあり、また時間帯による音声データの遅れの変動が大きいことから、音切れなどが起きやすいという問題があった。同社は、キャリアごとに異なる音声データ通信の遅れを検知し、減少させるとともに、音切れのない音声品質を自動的に最適化する技術を新たに開発した。 PoC/W サービスの制御プロトコルは SIP/SIMPLE を採用。ワイヤレス網のパケット通信区間では、データを圧縮して通信することにより1秒以下の応答性能を実現し、スムーズな音声のやりとりを可能にした。 同社はこのユビキタストランシーバ技術を、富士通のプレゼンスサービス基盤製品「FLAIRINC」に適用、PCや PDA から利用できる PoC/W システムを実現している。 今後、さまざまな通信網での検証を進めるとともに、携帯電話を含む端末展開の検討や、業務システムとの連携強化を行い、2004年度中に製品化する予定。 関連記事 最新トップニュース
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