同社が配布している駆除ツールは、Download.Ject に感染した Web サーバーにアクセスしたことにより、ダウンロードしてしまった悪質プログラムを削除するものだ。Download.Ject (別名 Scob) は、Microsoft の Web サーバーソフト『IIS 5.0』を運用するサイトに感染し、Web ブラウザ『Internet Explorer (IE)』の脆弱性を利用して、悪質プログラムを拡散する。
Download.Ject 騒動は先月終わり頃、IIS 5.0 を運用する複数の Web サイトに、何者かが JavaScript を含む小ファイルをアップロードして改竄したことで始まった。
そしてユーザーが IE を使って改竄サイトにアクセスすると、自動的に JavaScript コードに感染してしまい、ロシアの Web サイトから悪質プログラムをダウンロードするというものだった。悪質プログラムは、キーボード操作記録プログラムやプロキシ サーバー、外部からの完全なアクセスを許すバックドアなどの、トロイの木馬プログラム群だった。
Microsoft は7月2日、パソコンの設定変更により感染を防ぐ一時的な回避策として、セキュリティ更新プログラムを公開した。