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IBM、Web サイトの視覚障害者対応度を評価するツールを公開IBM (NYSE:IBM) は同社の先進技術を紹介するサイト『alphaWorks』の中で、Web サイト開発者向けツールとして、視覚障害を持つユーザーに対する有用性を検証する、『aDesigner』を公開した。
同ツールは、IBM の東京基礎研究所が開発した Java ベースのアプリケーションで、視覚に難のあるユーザーにとって Web サイトがどのように見えるか、そして重度の視覚障害を持つユーザーが読み上げソフトを用いた際の聞こえ具合を視覚化して、こうしたユーザーにとって使いやすく、きちんと情報が伝わるサイトデザインになっているかを確認できる。 aDesigner が動作するのは、今のところ『Windows 2000』と『Windows XP』のみで、他のプラットフォームには対応していない。IBM は、現在他の OS に対応することも検討していると述べた。 aDesigner は対象となる Web ページについて、フォントや色の選択、機能やアクセス性に関するガイドラインとの整合性、画像の代替テキスト設定、リンクのナビゲーションなどを評価する。 同ツールは、弱視/色覚異常/白内障といった、明確な視界を得にくいユーザーにとっての見え方を評価する「ロービジョンモード」と、読み上げソフトを用いる場合の「音声モード」という2種類の評価モードを備えている。 aDesigner のウィンドウは5つのパネルからなり、上のパネルは、1つが通常の Web ブラウザ画面で、もう1つが、Web ページ読み上げの際の聞きやすさを視覚化 (音声モード) したり、明確ではない視界による見え具合をシミュレート表示 (ロービジョンモード) する画面だ。下部にある3つのパネルは、左から順番に、検出した問題点のツリー型ブラウザ、問題点のリスト、総合評価となっている。 検証が終わると、音声モードではガイドラインとの整合性、ナビゲーションの操作性、および音声の聞きやすさについて100点満点で採点 (下限は1点) し、全体評価として A から D のランク付けを行なう。ロービジョンモードでも同じくランク分けした総合評価を示すほか、ページ内のどの部分に問題があるのかも図示する。 インターネットの3大ポータルサイトを aDesigner で検証したところ、Yahoo! および MSN は及第点ギリギリの「C」となった一方、AOL は「A」評価が出た。AOL が高い評価を得たのは、1999年11月に全米視力障害者連盟 (NFB) が視力障害者を差別しているとして同社を訴え、2000年7月に和解に至ったことが影響しているかもしれない。NFB の件では、AOL 独自の接続ソフトが一般の読み上げソフトと互換性を持たない点を争点としていた。 その他の主要 Web サイトの評価を見てみると、RIAA、Slashdot、Universal、および Microsoft の各サイトが軒並み「C」ランクとなった。Apple もトップページがやはり「C」ランクだったが、『iPod + iTunes』ページは「A」ランクを獲得した。なお internetnews.com および Japan.internet.com も「C」ランクだった。 関連記事 最新トップニュース
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