![]() ![]() ![]() ![]() 日立、楕円曲線暗号処理技術でモバイル機器の暗号技術搭載を可能にこの記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20040824/5.html
著者:japan.internet.com 編集部
国内internet.com発の記事
日立製作所システム開発研究所は2004年8月23日、
安全性の高い楕円曲線暗号を高速化する効率的な計算方法を開発した、
と発表した。
これにより、 携帯電話などのモバイル機器に対する暗号技術搭載の道が拓けた。 日立が開発したのは、 楕円曲線暗号の高速化技術、「MOF」(Mutual Opposite Form:相互交代形式)。 小型軽量で低消費電力が要求されるモバイル情報端末機器でセキュリティの確保するには、 効率的な暗号技術を実装する必要があり、 短いビット長で高い安全性を達成できる楕円曲線暗号は、 モバイル情報端末機器に実装するのに向いているが、 実際に搭載する場合には、 限られたメモリ使用量で高速暗号計算をする技術を開発する必要があった。 MOF 表現とは符号付バイナリ列の一種で、 0値ビットを除くと符号が反転しているもの。 バイナリ列から MOF 表現への変換は、 バイナリ列を2倍し、ビットごとに元のバイナリ列を引くことにより得られる。 変換 MOF 表現は非0ビットの数が最小となる。 楕円曲線暗号では非0ビットは楕円基本演算を行うことに相当するため、 変換 MOF 表現を用いることで楕円基本演算の回数を削減でき、 暗号処理を高速化できる。 また、 通常の楕円曲線暗号だけでなく、 メールアドレスを直接暗号化鍵として使用できる ID ベース暗号などでも、 省メモリ・低消費電力で暗号・署名を高速処理できるようになる。 今回発表された技術の一部は、 ドイツのダルムシュタット工科大との共同研究によるもの。 日立は2003年7月には、 NTT や三菱電機との共同研究開発プロジェクトによる、 楕円曲線暗号(ECDSA 署名)の実装方式「CRESERC」の開発を発表している。 |