Microsoft (NASDAQ:MSFT) は19日、インスタントメッセージ (IM)、従来電話、IP 電話、ビデオ会議などのコミュニケーション手段を統合する、新しいクライアント製品のベータ版を発表した。加熱する VoIP 市場への参入表明ともいえるものだ。
同社は、ボストンで開催中の『Fall 2004 VON Conference & Expo』で、開発コード名『Istanbul』という新製品について発表した。『Office Live Communications Server (LCS)』の次期バージョン『LCS 2005』では、現在の『Windows Messenger』に替わる、「最適のクライアント」となる製品だ。
同社の Real-Time Collaboration Business Group 副社長 Anoop Gupta 氏は、Istanbul はさまざまなコミュニケーション手段を、単一のデスクトップクライアントに統合するため、画期的な製品になると述べた。
Gupta 氏によれば、LCS 2005 に Istanbul が加われば、プレゼンス確認やリアルタイムコラボレーションの強化につながるという。勤務時間外に関するデータが加わるなど、相手のプレゼンスに関する情報が豊富になり、状況を確認しやすくなる。そして、相手の所在や状況に合わせて、最適なコミュニケーション手段を選ぶことができる。
さらに重要なのは、Istanbul では IM、ビデオ会議、従来電話などを、単一のインターフェース上で切り替えて利用できることだ。Gupta 氏によると、既存のデスクトップアプリケーションから直接的にコラボレーションを行なえるよう、Istanbul は『Microsoft Office Live Meeting』と統合する予定という。
VON での基調講演中、Gupta 氏は出席者たちに、製品をより良くするため Istanbul のベータテストに参加して、フィードバックを行なうよう呼びかけた。Gupta 氏は総合的な目的として、さまざまなコミュニケーションおよびコラボレーション技術を統合し、情報システムを用いる業務従事者の、集団レベルでの生産性を高めることと述べた。