Wind River が通信機器用 Linux プラットフォームを発表組み込み用ソフトウェア開発ツールを手がける Wind River Systems (NASDAQ:WIND) は1日、一連の新たな製品開発用スイートを発表した。Wind River は今回の発表を、同社史上最大規模と謳っており、市場特化型プラットフォーム (MSP) 3種と、汎用プラットフォーム1種、統合開発環境 (IDE) 『Eclipse』ベースの開発スイート『Workbench』の新版、ならびに同社としては初となる Linux を用いたプラットフォームを一斉に発表した。
なかでも注目は、同社初の通信機器向け Linux プラットフォーム『Wind River Platform for Network Equipment, Linux Edition』だ。同製品は、Linux カーネル 2.6をベースに、『Carrier Grade Linux』(CGL) 仕様を組み込み、新しいモジュール構造の通信プラットフォーム標準仕様『Advanced Telecom Computing Architecture』(ATCA) に対応している。 同製品はその名が表わす通り、通信機器用プラットフォームとして、ソフト スイッチ、DSLAMS、コアルータ、光学スイッチなどをはじめとする、通信ネットワークインフラ機器の制御/管理ソフトウェア開発に適した製品だ。 しかしただ1点、Wind River が同社の組み込み用 Linux に採り入れていないものがある。それはリアルタイム性だ。同社と競合する組み込み用 Linux ディストリビュータの MontaVista は、最近リアルタイム性を強化した Linux を強く推進している。 この点について Wind River マーケティング担当役員の John Bruggeman 氏は、「たしかに、顧客はリアルタイム性を求めているが、要求はそこに留まらない。顧客が求めるのは、リアルタイム性、最小限のメモリ使用量、高可用性、パフォーマンス、スケーラビリティ、と果てしない。たとえ Linux をリアルタイム OS 化しても、それでほかの要求にすべて応えられるわけでない。それほど厳しい要求を持つ顧客は、(Linux ではなく)『VxWorks』を選択する」と述べた。 Platform for Network Equipment について同社は、今回発表のあった Linux 版のほかに、VxWorks 版をすでにリリースしている。なお今回発表した市場特化型プラットフォーム (MSP) には、通信機器用のほか、産業用機器用、消費者向け機器用がある。 関連記事 最新トップニュース
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