Webテクノロジー 2004年11月8日 00:00

文字コンテンツにとどまらない RSS の利用法

著者: Sean Michael Kerner  オリジナル版を読む
2004年11月8日 00:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

RSS という XML ファイルを用いた文字コンテンツ情報の流通は、インターネットを通じて野火のように広まり、大半のニュースサイトと事実上すべての Blog サイトに浸透した。そして現在、新たな RSS の利用方法が、文字コンテンツ情報の流通と同様に人気を博そうとしている。RSS 革命の次の段階となるのは、RSS がその仕様で規定する「enclosure」要素の活用で、大きな可能性を秘めている。

RSS の「enclosure」要素を利用する例の1つが、Apple Computer の『iPod』にちなんだ「ポッドキャスト」(podcast) という名の技術だ。RSS の「enclosure」要素は、文字コンテンツ情報以外の添付メディアを記述するためのもので、ポッドキャストでは、音声ファイルの URL を記述し、RSS リーダーソフトと同様のポッドキャスト対応ソフトを用いてファイルを取得する。ポッドキャスト対応とは、基本的に RSS フィードの「enclosure」要素を解釈し、音声プレーヤ機器の管理機能を備えるソフトと連動することだ。この取得プログラムの仕様次第で、iPod だけではなくほかの音声プレーヤ機器でも、ポッドキャストを利用できる。

ポッドキャストに対応したツールとサービスは、『iPodder』や『BlogMatrix Jaeger』など豊富にあり、その数は日増しに増えている。

BlogMatrix は基本的に RSS リーダーだが、ポッドキャストに対応し、「enclosure」要素に記述してある音声ファイルをダウンロードして、メディアプレーヤソフトに引き渡すことができる。BlogMatrix の広報担当 David Janes 氏によると、BlogMatrix のダウンロード件数は1万件を超えているという。ただし Janes 氏は、そのうちどのくらいの人数が、実際にポッドキャストを利用しているかは分からないと認めている。

ポッドキャスト、すなわち RSS の「enclosure」要素を用いた音声配信モデルは、確かに可能性のある唯一の「enclosure」要素活用方法だ。RSS を推進する Jeremy Zawodny 氏によると、RSS を使って文字情報を配信していれば、誰でも「enclosure」要素を活用することは、潜在的に可能だという。

たとえば、ニュース レターに RSS フィードを使っている企業なら、宣伝用ビデオクリップの URL を「enclosure」要素に記述するという利用が可能だ。またソフトウェア業界なら、ソフトウェア アップデートの通知と配信に「enclosure」要素を活用できると、Zawodny 氏は述べた。

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