IBM、スパコン世界最速の座を NEC から奪取かねてからの予想どおり、IBM (NYSE:IBM) の『Blue Gene/L』システムが、世界最速スーパーコンピュータの上位500リスト『Top500 List of Supercomputers』でトップの座に就いた。同システムは先日、『Linpack』ベンチマークテストで演算速度70.7テラフロップスの新記録を達成していた (1テラフロップスは、1秒間に1兆回の浮動小数点演算ができる能力)。
この最新ランキングは8日、ペンシルベニア州ピッツバーグで12日まで開催中の『SC 2004 (Supercomputing 2004)』カンファレンスで発表となったものだ。第2位には、Silicon Graphics (SGI) が開発した『Columbia』システムが入った。同システムは、米航空宇宙局 (NASA) のエイムズ研究所が導入したもので、演算速度51.8テラフロップスを記録している。 Blue Gene/L と Columbia が1位2位を占めたことで、米国はスパコン分野での主導権を日本から奪い返した格好だ。これまでは、NEC (NASDAQ:NIPNY) の『地球シミュレータ』が2002年に35.86テラフロップスの演算速度を記録して以来、5期連続 (リストは毎年6月と11月に発表) でトップを守っていたが、同システムは今回3位に転落した。 1位に輝いた Blue Gene/L は、米エネルギー省 (DoE) が導入し、核兵器の劣化を調べるテストに採用している。同システムはプロトタイプで、2005年に完成すれば、同省のローレンス リバモア国立研究所 (LLNL) に納入される予定だ。2位に入った SGI (NYSE:SGI) の Columbia は、NASA が天文学と物理学分野で採用している。 Top500 リストに入ったスパコンを採用プロセッサ別で見ると、Intel ベースが320システムと過半数を占め、次いで IBM 製の『POWER』プロセッサが54システム、HP 製の『PA-RISC』プロセッサが48システム、AMD 製の『Opteron』および『Athlon』プロセッサが計31システムとなっている。 関連記事 最新トップニュース
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