Webテクノロジー 2004年11月10日 00:00

『Firefox 1.0』ついに登場

著者: Sean Michael Kerner  オリジナル版を読む
2004年11月10日 00:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

Mozilla Foundation は9日、オープンソースの Web ブラウザ『Firefox 1.0』を正式に公開した。ブラウザ市場をほぼ独占している Microsoft の『Internet Explorer』(IE) に取って代わり得るとの声が多いブラウザだ。

Firefox 1.0 は、以前の版すなわち『Firefox 0.9』や『Firefox 1.0PR』などに比べ、機能的に格別強化したところがあるわけではない。Mozilla Foundation によると、1.0 正式版以前のダウンロード数は800万回以上を記録したという。

ひとまずの完成版である 1.0 の公開は、開発計画の大きな目標の1つで、Firefox が「機能を完備」したことを示す。Firefox 1.0 の目玉機能は、ポップアップ広告阻止機能の内蔵、タブブラウズ機能、RSS フィードをブックマーク メニュー内で利用できるライブ ブックマーク機能、組み込み型の検索ツールバー、それに機能を追加できる拡張モジュールシステムなど、プレビュー版と変わっていない。

Mozilla Foundation は Firefox について、IE より高いセキュリティを謳っている。この点については、以前米国のセキュリティ対策機関 US-CERT が、IE に多数の脆弱性が見つかったことを受け、IE 以外のブラウザを使うよう推奨したことがあり、ある種の裏付けを得た形になった。だが、Firefox もセキュリティ問題と無縁だったわけではない。

Mozilla Foundation は今年9月、Firefox に脆弱性があるとして警告を発した。これは技術プレビュー版に見つかったもので、1.0PR で対応した。その後 1.0PR にも脆弱性が見つかり、セキュリティアップデートを行なった。

また今年10月の後半には、セキュリティ専門家が実証例を示し、IE の方が Firefox など IE 以外のブラウザより安定していると主張したほか、セキュリティ調査会社 Secunia が、Firefox を含めた複数のタブブラウザに共通する脆弱性について、勧告を公開した。

しかしいずれの問題も Firefox 1.0 で対応を済ませ、ほかにも多数の不具合や脆弱性を修正し、これまで性能強化を積み重ねてきたこともあり、全体的に安定感が増した。

Firefox はここ数か月、IE の圧倒的な市場シェアに挑む存在としてメディアの関心を集めているが、市場シェアは依然として相対的に小さく、わずか3%との数字もある。

Firefox 1.0 は現在、Linux 版、Windows 版、MacOS X 版を無料配布中で、オープンソースライセンス『Mozilla Public License』の下で利用できる。英語版のほか、日本語版を始めとする各国語版もそれぞれ提供している。

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