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2008年10月14日
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Webテクノロジー2004年12月2日 00:00

P2P ソリューション:P2P コンソーシアムと「ワイン日記」

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前回は P2P 技術を使った医療情報の流通という、 数ある個人情報の中でも特に高いセキュリティの確保が必要とされる情報の流通の仕組みについて紹介しました。

P2P 技術を使えば、 医療情報や音楽配信の流通や共有の仕組みが作れるんですから、 もっと普通の情報を P2P 型のシステムで作ってもメリットがあるはずですよね。 そんな取り組みをしているのが今回紹介する P2P コンソーシアムです。

■実証実験の概要

P2P コンソシーアムは、 NPO 法人桐生地域情報ネットワーク(KAIN)が事務局を務めている組織で、 産学官の連携を通じたブローカレス型の P2P ネットワークの構築を目指しています。

ブローカレスモデルとは NTT 研究所の星合氏が1998年に提唱したモデルで、 ゆるやかな連携・自己増殖性・自然淘汰・ブローカレス・自律分散協調・局所性・連鎖反応など、 人間の社会活動を情報化技術として具現化することを目指しています。

人間のコミュニティをネット上に再現するようなイメージで考えていただくと、 分かりやすいかもしれません。

この SIONet のコンセプトと、 「情報化を通して、ひとづくり・まちづくり・お手伝い」をスローガンにしている KAIN の目的が合致し、 この P2P コンソーシアムの活動が始まりました。

その第一弾となる実験が「ワイン日記」です。

(編集部注:SIONet は NTT が未来ねっと研究所で開発した、 P2P の新技術を指す)

■実証実験の特徴と今後の可能性

「ワイン日記」では、 P2P プラットフォームとして、 NTT 研究所が開発した SIONet を活用しています。

SIONet は、 項目ごとに設定されたキーワードをもとにしてコミュニティの構築ができるという特徴を持っており、 「ワイン日記」では、 ユーザーがワインの銘柄や品種といった基本情報と感想を入力することでコミュニティが構築される、 という仕組みになっています。

ユーザーは、他のユーザーのワイン情報の検索や、 メールやチャットなどによるメンバー間のコミュニケーション機能も使えるようになっており、 「ワイン日記」を通じて、 自分の目的に合ったワインを探したり、 メンバーとの交流を深めることができるわけです。

GREE や mixi などのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を使ったことのある方は、 コンセプトが SNS に近いと感じられるかもしれませんね。

まだ実験中ですので成果は公表されていませんが、 P2P をコミュニティに活用するの新しい形として注目されます。

KAIN と NTT のこの運用実験は2004年5月1日に開始され、 2005年3月までの予定で続けられています。

ワイン日記に続く新しいプロジェクトの立案も随時募集しているようですので、 アイデアのある方は応募してみてはいかがでしょうか。 (執筆:徳力 基彦)




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