Webテクノロジー2004年12月3日 00:00
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Web の生みの親、セマンティック Web の進捗に不安なし

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著者:Colin C. Haley
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Web の発案者で、World Wide Web Consortium (W3C) のディレクタを務める Tim Berners-Lee 氏は1日、マサチューセッツ州ボストンで開催した W3C 設立10周年記念シンポジウムの席で、次世代 Web 技術「セマンティック (意味論的) Web」について語った。

同氏は、セマンティック Web を説明するのはなかなか困難だが、その普及の進み具合に関しては心配していないとし、「小さな規模で、セマンティック Web を人々が採り入れている段階にある」と述べた。

Berners-Lee 氏によると、セマンティック Web 普及の進み具合は、オリジナルの Web のときと同じという。

「(オリジナルの Web は) ほんの小さなコミュニティで始まり、ある一定の速度で発展していった。セマンティック Web もおそらく同じだろう」と同氏は述べた。

それでも Berners-Lee 氏は、早期に採用が進む分野があると話す。たとえば、バイオテクノロジ関連企業や製薬関連企業は、さまざまな部門で一連の研究やモデルを横断的に追究しなければならないため、複雑なプロセスを単純化するべく、すでにセマンティック Web を採用しているという。

Berners-Lee 氏はまた、セマンティック Web の普及を促進するようなキラー アプリケーションがないとも述べたが、何らかの用途と結びつけて、この技術に色を付けてしまうべきではないというのが、同氏の考えだ。

セマンティック Web は、より知的なオンライン体験を目指す概念で、エンドユーザーが結果を求めるにあたり、より直観的かつ正確にデータを処理するアプリケーションの構築が可能な環境の実現を目標としている。Berners-Lee 氏はこれを、「巨大なデータベース」と表現する。

セマンティック Web の背景にある考え方は、メタデータを用いた意味の付与というものだ。いつ、誰が、どんな方法でそのデータ群を収集し、どのようにフォーマットしたかを記述するメタデータを利用することで、データにより多くの意味を持たせるというのが、その概念だ。

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