![]() ![]() ![]() ![]() AOL、オープンソース Web サーバーの最新版を公開この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20050124/12.html
著者:Sean Michael Kerner
海外internet.com発の記事
America Online (AOL) のオープンソース Webサーバープロジェクトは19日、『AOLserver』の最新版 4.0.10 を公開した。AOL.com など、現在インターネット上で最大級のトラフィック量を誇る Webサイトを支えるサーバーの最新版だ。
AOLserver は、『Mozilla Public License』の下で公開しているオープンソースの Web サーバーだ。AOLserver の Web サイトによると、新版は「大規模で動的な Web サイトに適した、非常に高いスケーラビリティや拡張性を備えた Web サーバー」という。 AOLserver は、動的ページスクリプト言語と完全なデータベース統合などの機能を持つ。最新版では、API を1か所変更したほか、HTTP の応答を圧縮バイナリの GZIP でリアルタイムにエンコードする機能など、2つの新機能が加わった。 Web サーバー分野では長らく、Apache Software Foundation (ASF) の『Apache』が独占的な立場にあるが、AOLserver にも強みはある。AOLserver のプロジェクトリーダーを務める Dossy Shiobara 氏は「AOLserver はマルチスレッドに対応しており、1995年よりこの機能を提供している。一方の Apache は、Apache 2 でつい最近この機能を採り入れた」と語った。また同氏はもう1つの強みとして、「AOLserver は、サーバーサイドの機能を実装する主な手段として、プログラミング言語 Tcl と緊密に統合している」ことも挙げた。 AOLserver プロジェクトの短期的な目標は、必ずしも主流の Web サーバーとなり、Apache や Microsoft の『Internet Information Services (IIS)』のシェアを奪おうというものではない。 この点について Shiobara 氏は次のように述べた。「最終的には、それが目標となるのかもしれない。しかし、われわれは当プロジェクトを、特定需要に対応するものと見なしている。AOLserver の設計と理念は、全面的に特定の問題をうまく解決することを目指したものだ。具体的に言うと、スケールアップが容易で、垂直的にも水平的にも拡張できる。最終的には、AOL のような企業が対処しなければならないほど大量のトラフィックに対応する規模まで、拡張できる」 Shiobara 氏の見解では、AOLserver を検討すべきはトラフィックの多い Web サイトを運営する企業だ。現在、インターネットの1日のページビューのうち90%は、全 Web サイトのわずか5%に集中している。 |